【ジャパンキャンピングカーショー2024】デュカト2年目の動向

「ジャパンキャンピングカーショー2024」を初日に見に行ってきたので、現役ADRIAキャンピングカー乗りとして速報します。今回の数多くの展示の中から、国産デュカトベースキャンピングカーが発売されて2年目となるので、デュカトベースキャンピングカーの動向を中心にまとめる。

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今年も5つのホールを使用して、約350台もの出展台数と盛大だった。出展ブースの配置が昨年よりも改善されていて、全体が均等に賑わっていた。

ブースの配置に従って順番に説明する。まずは「東和モータース」。

「ナッツRV」のOEMとなる「スペランツァ」が展示されていた。

次は、「ホワイトハウス」。

「ホワイトハウス」は、ともかくお得意のポップアップ推しだった。

2024モデルの「TORINO」は、2列目シートもひじ掛けの付いたキャプテンシートとなっているので、4人で快適に移動できそうだ。

後部にカセット式のトイレを装備しているのは好ましい仕様だが、キッチンルームと兼ねているのはどうか。

結構な出幅で出窓仕様になっている。運転が難しいのではないか。

こちらの 「CREW CAB TERRACE」というモデルは格好が良いが、用途が思いつかない。

オーストリアの「Cargo Clips」という会社の実装ユニットが紹介されていた。

次は、「ナッツRV」だ。今年はこの「ナッツRV」が一番正当な進化をしていたのではないかと思う。

従来の「FORTUNA」というモデルに加えて、「ZEGNIA」というモデルが追加された。

「T-type」、「L-type」、「TL-type」という3つのタイプが準備されていて、緩やかな階段を備えたツインベッドでマルチルームのある「T-type」というのが良い。

「L-type」はL字ソファがある代わりに、ベッドはよじ登り方式。但し、マルチルームあり。

「TL-type」はマルチルームが無い代わりに、ツインベッドとL字ソファがあるタイプである。

オプション無しで「T-type」はこの価格。💦

「T-type」の内装は奇をてらったところが無く、この様に落ち着いた感じとなっていた。

この様に階段が非常に緩やかになっていて、これなら、最近高いステップが登れなくなってきたノエルも楽に上り下りできるのではないだろうか。

階段の裏側は荷物の積載性を優先させた為か、この様にむき出し。

営業マンの勧めにより、見積りを作成してもらった。オプションとなるものが多いので、およそ16百万円となる。これに、上下水のタンクの増強オプションを加えると、約17百万円にはなるようだ。

トイレの無い「TL-type」はこの様な大空間。

「L-type」のベッド下はシンプルで、大きな荷物が積載できる。

「FORTUNA」の電動ベッドも健在なようだった。

キャンピングカーアワード受賞の「DA VINCI 6.0(特別仕様)」だが、これは格好良い。好みの分かれるカッティングは廃して、シンプルな外観になっている。このまま販売したら良いのではないかと強く思うが、どうだろうか。

タイヤ、フェンダー、マーカー、ラック、リアラダーもオプション設定したらどうだろう。ついでに鹿除けのバンパーを追加したら完璧だ。

次は、「岡モータース」。

コレも用途不明のコンセプトカーか。キャンプ場にこれが現れたら、少し引く。

二段ベッド、第二の玄関を兼ねたマルチルームが特徴の「Gran Cruise」は今年も健在だった。

さて次は、「トイファクトリー」。「DA VINCI 6.0」を筆頭にズラッとデュカトが並んでいる。

「DA VINCI 6.0」は昨年のショーの仕様からどのように変わったのだろうか?今回の仕様が実際に納入される仕様となるのだろう。2列目シートがアグチ製超高級シート仕様は変更無しの模様だ。4人で移動するならば超快適に違いないが、4人で就寝できるか疑問が残る。特徴的だったペンダントライトは止めたのだろうか。

冷蔵庫の上に電子レンジが配置され、何か普通っぽくなってしまったのが残念だ。昨年はカウンター+スリット装飾がスマートだったのだが。

ベッド下は長尺ものの収納を諦めて、ステップを設置したようだ。収納扉が簡略化されてシンプルになっている。

一番大きな変更点は、トイレの仕様だろう。カセットタンク式からラップポン型のトイレに変更された。

見た目ではそれ程変化は無い。このトイレは「ホワイトハウス」のブースで展示されていたものと同じだ。「クレサナ(clesana)」という商品名になっている。

スイスで昨年開発されたもので、昨年ドイツのショーで「ホワイトハウス」の社長さんが見つけて日本に導入したものだそうだ。一口に言うと、カッコ良いラップポンだ。価格はラップポンの2倍強だそうだ。これが「DA VINCI 6.0」の床に固定されている。

樹脂の筒状の袋をセットして、凝固剤を入れて用を足した後に、シーリングされるというものだそうだ。(排泄物を一般ゴミとして処理することの是非は一旦置いておくとして、)問題はランニングコストで、一回あたり200円強とのことだ。

従って、「DA VINCI 6.0」の右側面にはブラックタンク取り出し口が無くなっている。

今年新たに追加されたのは「DA VINCI LUSSO 6.0」だ。

「DA VINCI 6.0」の贅沢仕様という事らしい。

シートの色がイタリアンだ。

このロゴデザインが洗練されている。

このカッティングデザインは好みの分かれるところかもしれない。「DA VINCI 6.0」がどこか遠くに行ってしまったような感じがした。

「EURO YOY」として、「ETRVSCO」の取り扱いが始まった。

8mクラスの高級車として、「LAIKA」が展示されていた。

我が「デルタリンク ADRIA」も訪問した。「ADRIA」はスプリンターベースの「Super SONIC」と「TWIN 640」、「COMPACT SL SUPREME」が展示されていた。

久しぶりに、カタログを貰ってきた。現在乗っているのは「COMPACT SL PLUS」なのだが、展示されていた「COMPACT SL SUPREME」の値段を聞いて驚いた。ざっくりとした話として、2019年時点12百万円だったものが、同仕様にすると20百万円になっているとのことだ。2019年の為替が110円/$だったのが、現時点150円/$になっているので、4百万円は高くなっているのに加えて、資材高騰の影響が4百万円程度あるような感じだ。乗り換え計画もまた、はるか遠くに行ってしまった。

「Bug-truck」乗りとしては監視を怠ることが出来ないのが、三島ダイハツの「クオッカ」だ。スライドドアに設置されたウィンドウが大型化されていた。

また、ミニキッチンを追加できるようになった模様。

カムロードベースとしては、「TRIP」に注目した。

両側が大きく開くギミックは面白い。車両のデザインがアウトドア寄りなので、メッシュとかの工夫をすれば、キャンプ場で便利そうな気がする。電装関連のスペックが充実しているので、価格はそれなりに設定されている。

日本製としては珍しいスライドアウト仕様。

2024ニューモデルの「LOG BASE」の雰囲気、仕様、レイアウトが良かった。

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