遊び心を感じる軽キャンピングカー【バグトラック】に出会った

少し古い話になるが、ジャパンキャンピングカーショー2021に行った際に衝撃的な出会いがあったので、まとめておきたい。平日に行けるようになった為、2021/04/02(金)のショー初日に出掛けた。出会ったのは、「ATV群馬」さんのブースに出展されていた「Bug-truck PANEL VAN」だ。こんな記念写真まで撮ってしまった。

「Bug-truck PANEL VAN」というのは、青森県つがる市にある「カーファクトリー ターボー」さんが製作している軽キャンピングカーだ。今までは軽トラショー等には出展されていたようだが、キャンピングカーショーへは初出展だったそうだ。

元々は車中泊ならぬ荷台泊用として幌を仲間内で楽しんでいたのが評判となり、設計を洗練させて、テントキット「Camper Pro.」として商品化されたとのこと。これは、荷台に設置するだけのものとなっている。

出典:Bug-truckカタログ

その「Camper Pro.」の思想を維持したままに、愛犬の為に更にレベルアップしてハードシェル化したのが「Bug-truck PANEL VAN」となる。因みに、このカタログのキャリアに乗っているのは、社長の山本さんご本人だそうだ。

出典:Bug-truckカタログ

驚いたことに、この「Bug-truck PANEL VAN」は、町で売っている標準のハイゼットパネルバンをそのまま活用しているとのことだ。もちろん、断熱を施し、サイドとバックにキャンピングカー用パーツで窓を設置したり、内側からドアの開け閉めができるようノブを増設したりの改造をしている。しかもハイゼットパネルバンに(禁断の)背抜きをしている。これで車検を通せるように施工するのは相当な技術力が必要だ。ハイゼットジャンボ用のシートに変えて、インチアップ、タイヤ・ホイールの変更、サイドステップの設置、バックドアの強化等のカスタマイズをした所謂コンプリートカーである。軽トラックに詳しく無かったので、こんな車両があることすら知らなかった。専用に作った車両とばかり思っていた。

出典:Bug-truckカタログ

それよりも何よりも、この内装の雰囲気が気に入った。バンコンでこのような内装をしたものは出始めているが、軽キャンでは他に例が無いと思う。土足で入れることを基本としていて、シートアレンジが多彩なのも便利だと思った。

出典:Bug-truckカタログ

顔が2種類から選べるようになっている。「ロックライダー」というのは、相模原にある株式会社ブローさんのカスタムカーの名前で、コラボレーションしているそうだ。

出典:Bug-truckカタログ

ショーを一通り見終わって帰ろうとしていた頃に、「Bug-truck PANEL VAN」を見つけた。ノエルとリオンを連れていたこともあり、愛犬仕様のBug-truckを山本社長に熱く説明していただいた。

ショーが終わって数日後に、ヤフーのニュースにBug-truckのことが載っているなと見ていたら、どっかで見たことがある人が。。。

説明を夢中で聞いていたので、写されていることに全然気が付かなかった。

「ロックライダーフェイス」が可愛いのと、愛犬仕様になっている点、内装の雰囲気が良いことで、驚いたことに、妻もえらく気に入っていた。後日、株式会社ブローさんのHPを見ていたら、「ロックライダー」は、「あのキャラクターのかき氷機に着想を得て」とあったので、調べているうちにこれだろうということになり、あろうことか、メルカリでポチってしまった。確かにロックライダーそっくりだ。

「Bug-truck」はレンタルが可能だ。都内の方南町駅の近くにある「オフィス アムズ(OFFICE AMS)」で「Bug-truck Camper Pro.」を借りることが出来る。「Bug-truck Camper Pro.」以外にも株式会社ブローのかわいい「ブギーライダー」も借りられる。この「オフィス アムズ(OFFICE AMS)」のオーナーはあの松本明子さんだ。

GWが終わった平日に「Bug-truck Camper Pro.」を9時間レンタルしてみた。当日の朝に駐車場に行くと女性が車を誘導してくれた。それが松本明子さんご本人だったので、本当にびっくりした。ご一緒に写真を撮らせていただいた。ネットへの掲載も快く許可いただいた。

何処に行こうかと思案したが、軽トラの高速道路での走りを体感したかったので、東名高速道路で御殿場まで行ってみることにした。平日で道が空いていたので、今年の正月に行きそびれた「山中湖パノラマ台」を目的地にした。

高速道路の登り坂の走りはどうか?、山道での走りはどうか?、妻が運転しやすいか?等を確認したかった。荷物を積んで無ければ、箱根越えの高速道路も100km/hでの走行可能だというこは確認できた。小回りが効くので、妻も運転がしやすいとのことだ。

この日は天気が良く、富士山と山中湖を背景に「Bug-truck Camper Pro.」の写真が撮れた。

TOYOのOPEN COUNTRYに履き替えてチョイアゲ。

ADRIAは、エアコン、常設ベッド、キッチン、シャワー、トイレ、ダイニングテーブル、照明、温水、冷蔵庫などがあり、狭いワンルームマンションを移動させている感覚である。まさにモーターホームで、引越をしているように感じることがある。その意味ではキャンプする為の車では無い。贅沢な話だが、何も不自由が無い。それが良いところでもあり、デメリットでもある。

さあ。次はADRIAで津軽に向かうとしますか。「Bug-truck PANEL VAN」の納期はついこの前までは6ヶ月だったが、現在1年6ヶ月となっている。

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