ステロイド点滴治療の効果により少し食欲が戻り、このまま快方に向かっていくものとばかり思っていたのだが、突然再び体調不良となり、なんと肝臓に膿が溜まってしまっていることが分った。
今日も一番早い12時15分からの時間帯でノエルの面会に行った。昨日まで調子が良く、食欲も戻ってきていたので、今日も笑顔でより一層元気になっているものと少しも疑わずに会いに行った。
しかし、真っ先に看護師さんから「昨晩からまたノエルちゃんが熱を出してしまって、今朝はご飯食べれずに、先ほど下痢になってしまったんです。」と言われた。日々良くなるものと信じていたので、驚いてしまった。下痢ではあったとはいえ、術後初めての便通ではあるので、それについては良いことなのではないかとも思った。
ケージから出してもらって、膝の上に抱いても全然元気が無く、お座りすることさえも出来なかった。お腹が痛くて体がだるいに違いない。点滴は相変わらず継続しており、下痢になってしまったので、マナーパンツを履かされていた。目は生気無く表情が暗い。

それでも、手をペロペロと舐めてくれた。

妻はこの辺りからは、もう涙なみだ状態だ。
主治医の先生が少し慌てたような感じで、状況について説明に来てくれた。ノエルがあまりにも元気が無いので、頭がボーとしていて理解が難しかったが、整理すると内容は以下のようだった。
•CRPが12程度と炎症が治まらないのでエコー検査をしたところ、肝臓が炎症を起こして膿が溜まっていることが判明した。
•肝臓に膿が溜まる症状は「肝膿瘍(かんのうよう)」と言い、大きいものは直径15mm程度あり、もう一方は数mmだった。
•今朝10時頃に、大きい方の膿瘍は針で吸出して病理検査へ出した。培養検査なので結果が出るまで2週間程度かかる。小さい方は小さ過ぎて吸い出せない。
•膿瘍は乳白色で細菌感染症と見られる。(ブドウ球菌か連鎖球菌)
•今朝、ステロイド投与は中止した。
•現在は抗生剤(2種)投与している。点滴+注射(3回/日)
•炎症の原因は感染症だが、原因菌の特定に時間が掛かるので2種類の抗生剤を投与している。
•効果があれば投薬に変更して、退院出来る。

炎症が酷くて熱があったところに、肝臓に針を刺されて膿瘍の排出(ドレナージという)処置を受けていたのだから、ノエルの容体が悪かったのは仕方が無い。針を刺すと言っても手術のようなものだ。小さい体なのに、点滴されたり、注射されたり、採血されたり、肝臓に針を刺されたりされて、本当に可愛そうになってしまった。しかも、胆嚢を摘出した上に、合併症で肝膿瘍まで発症してしまって。。。
ただ、主治医の先生としては、CRPの数値が落ち切らない原因がはっきりとして、治療方法が明確になり肝膿瘍のドレナージも出来たので、回復の見込みが立ったような感じだった。初めて「退院出来る」との言葉が出た。また、胆嚢摘出手術をしなかった方が良かったのではないかとの問いに、間違いなく「胆嚢粘液嚢腫」にはなっていた為、いずれ障害を起こすことになるので、体力のある時に手術したのは良い判断だと答えてくれた。
ノエルをケージに戻したが、指を舐めることもせず、全く元気が無かった。
明日面会に来る時に、CRPが劇的に低下して容態が改善するかどうかが分かれ道だな。

私たちの雰囲気を感じ取ったのか、リオンも様子がおかしかった。

よく眠れなかったので、AIと会話してみた。(AIからの情報提供です。)
- 「胆嚢粘液嚢腫」で胆嚢摘出手術後に「肝膿瘍」を発症することは希で、ある論文によれば11%の確率だそうだ。
- 「胆嚢粘液嚢腫」などによる胆嚢摘出手術の後に「肝膿瘍」を発症原因は、以下の要因が考えられる。
①上行性感染:胆嚢を摘出した後、十二指腸からの細菌が胆管を伝って肝臓へ逆流し、そこで増殖して膿が溜まる
②術前の炎症の波及:肝臓に潜んでいた細菌が術後に勢力を増して膿瘍を形成する
③血行性感染:全身の血流に乗った細菌が、手術後のダメージを受けた肝臓に定着してしまう - 人間の「肝膿瘍」でもほぼ同じ治療をするのだが、内科的治療(抗菌薬)と膿の排出(ドレナージ)を組み合わせて治療する。
- 「肝膿瘍」のような重症化しやすい病気では、原因菌の検査結果が出るのを待たずに治療を開始するのが通例で、効果が高いと推測される広域抗菌薬の投与をすぐに始める。
- ステロイドには強力な抗炎症作用がある一方で、免疫力を抑える副作用があるので、体が細菌と戦う力を弱めてしまう為、「肝膿瘍」(細菌感染)がある中でのステロイド使用は、感染を悪化させるリスクを伴う。「肝膿瘍」と判明する前に全身状態を底上げするために救急的な判断で使用されることはある。

