ノエルは胆嚢摘出手術を受ける前日の夕方に入院して、手術当日は10時から実際の手術を受ける。
術後はしばらくお風呂に入れないので、妻がノエルをお風呂に入れて、いつもより短めにカットした。

術後にエリザベスカラーをするとストレスになるので、術後着を準備した。

そして、いつも使っているこのブランケットを入院時に持たせてやることにした。

【手術前日】
まさか今日から入院するとは思ってもいないノエルは、昼過ぎまでいつも通りまったりと過ごしていた。

今日病院に行くのは16時で、まだ時間があったので、いつもの散歩コースをいつものように散歩した。15時過ぎに家を出る際、リオンに一人でお留守番するように言った時の顔がコチラ。いつもノエルと一緒だったので、一人で留守番するのは初めてだったが、さすが7歳のおじさんだけあって、なんとなく感じるものもあったのであろう、ピーピー泣かずに部屋の真ん中あたりで立ち止まってこちらを見ていた。

逆にノエルは、リオン無しでBug-truckで出掛けることができるので、精密検査の日と同じようにニコニコ顔をしていた。可愛そうに、どこかお散歩にでも行けると思っていたに違いない。
ところが、病院の駐車場に入った途端にワンワン吠えだした。あの痛い検査をされた病院であることに気が付いたようだった。ノエルはいろいろと良く分かっているなと、可愛そうになってしまった。
執刀医の先生と手術の詳細やリスクについて説明を受けて、ノエルをお預けした。体調が良い状態で体力があり、事前の精密検査の結果では、難しい手術にはならないことは分かっていたものの、祈るような気持ちになった。
病院からの帰り道、監視カメラの映像を確認してみると、リオンはお気に入りのソファーの上で、一点を見つめてじっとしていた。

しばらくしてもう一度見ると、今度はオットマンの上に移動して、やはり同じところを見つめていた。

ノエルが一緒に帰って来なかったことで、何かを感じたリオンは少し様子がおかしかった。

この日は、あまり眠れなかった。
【手術当日】
ほとんど眠れないままに7時半に起きたが食欲は全く無くて、朝食も食べずに家を出た。リオンに「今日は少し長くなるけど、今日も一人でお留守番頼むね。」と言うと、なんか納得しているような感じだった。

監視カメラの映像を確認すると、リオンはお気に入りのソファーの上で、昨日よりも神妙な表情で一点を見つめてじっとしていた。

9時前に「日本動物高度医療センター」に到着して、9時半頃に手術前のノエルに面会出来た。昨日から入院したのは、朝から点滴を始められるからだ。もうすでに点滴が始まっていて、エリザベスカラーをしていた。
ノエルは「何で昨晩は迎えに来なかったのよ。」「帰るからここから出してよ。」と怒っているように吠えていた。あまり興奮させてはいけないので、ほんの数分だけの面会だった。

大丈夫だから頑張れ。としか言えなかった。

10時から麻酔をかけ始めて1時間ほど準備をして、実際の手術は11時頃から始まり3時間くらいかかるとの事だった。10時からは4階のラウンジで、朝食のサンドイッチとおにぎりを頬張りながら待っていたのだが、1時間ほど待っているうちにしんどくなってきたので、駐車場に停めてあったBug-truckに移動して、二人で横になって手術が終わるのを待った。
3時間掛かると言われていたが、手術開始後1時間45分しか経っていない12時45分に執刀医の先生から電話があった。2時間も掛からずに手術が終了したということは問題無く順調だったからに違いないと少し安心した。
13時前にはノエルに面会が出来た。全身麻酔だったので寝ているだろうということだったが、何と既に目を覚ましていた。立ち上がろうとしてはバランスを崩して倒れていたのが痛々しかった。首をぶるぶると振ってバランス感覚を戻そうとしていたが、どうしても立ち上がることが出来ない様子だった。麻酔が効いているからジッとしておきなさいと言っても分かるはずもないので、様態が悪くならないようにすぐに面会を終わらせた。それでもノエルは私たちが面会に来たことは理解できているようだった。

ともかく無事麻酔から覚めたのを確認できたので、本当にホッとした。この後、執刀医の先生から手術の経過と「胆嚢粘液嚢腫」の状態の説明をしてもらった。事前のエコー検査やレントゲン検査から予想していたように、肝臓など他の臓器の炎症状態は確認されず問題は無かったとの事だった。希望したので、切除した胆嚢をホルマリンに入れて確認させてくれた。検査の通り5cm程度に肥大していたが、パンパンに腫れて破裂する状態では無かったそうだ。一部を突っついたところ、内部から粘性が非常に高いドロッとした胆汁(胆泥?)が出てきたので、間違いなく「胆嚢粘液嚢腫」だとの事だ。見た感じでは小粒のカキのような外観だった。

14時には帰宅したのだが、手術が無事終了して安心したのと睡眠不足から二人して昼寝した。
ともかく、ノエルの手術が順調に終了して良かった。

