鰊と甘えびを満喫してオロロンライン北上中 – 2023北海道犬連れキャンピングカー旅(5日目)

さあ今日から本格的に北海道旅が始まる。寄りたい場所が沢山あるので、頑張って7時に起きた。

昨晩は暗くてよく解からなかったが、「RVパーク手稲山麓」の管理棟はこんな感じだ。ここはRVパークだけをやっているのでは無く、「ちょい寝ホテル札幌手稲」という新しいスタイルのカプセルホテルが本業のようだ。シャワールームもあって、シェアハウスのような雰囲気であった。

昨晩は4台キャンピングカーが停まっていて満車だったが、既に2台は出発されたようだった。

手稲山と言えば1972年の札幌オリンピックのジャンプ競技で有名だが、RVパークの周辺の山麓は住宅地だった。RVパークのすぐ裏側には公園があって、朝の散歩にはもってこいの場所となっていた。

ゴミを捨てさせてもらって、9時15分に「RVパーク手稲山麓」を出発した。旅の始まりには嬉しい素晴らしい晴天だった。

石狩川河口近くの長大な橋を渡り。

しばらく走ると、石狩湾が見えてきた。

10時50分に本日の初めの目的地である「道の駅石狩」に着いた。今年は「みち・レ・ポ」というデジタル版のスタンプラリーをやってみることにした。道の駅内であれば時間制限無くスタンプを押すことが出来るし、紙のスタンプ帳を持ち歩かなくて済むのが便利だ。これなら続けられるかもしれない。

凄く暑くて、ノエルとリオンをADRIAに残すのが心配だったが、エアコンを掛けてお留守番させた。

この道の駅に来た目的はこれ。「二三一バッテラ」が食べたかったからだ。

これを食べる予定で朝食を摂らずにやってきた。

このようなスペースがあって、落ち着いて飲食出来た。

光物の寿司が大好物なので、このバッテラは外せない。

ニシンのバッテラというのが珍しいが、この「二三一バッテラ」は数の子が酢飯の間に挟み込まれている親子寿司となっている。「ああ~。このために生きている。」とまでは言わぬが、「ああ。これを食べに来た。」のは間違いない。

道の駅の裏山をノエルとリオンを連れて散歩した。石狩湾がずっと続いているとするなら、はるか対岸は小樽辺りなのだろうか。暑すぎて、ノエルとリオンも長時間散歩出来ずにADRIAに戻った。

12時過ぎに「道の駅石狩」を出発した。石狩湾名物の岩をくり抜いたトンネルをいくつか抜けると。

程なく本日二番目の目的地である日本最北の酒蔵「国稀酒造」に着いた。

歴史ある酒蔵の佇まいが素晴らしかった。わざわざ「LEICA M10」を持ち出して撮影した。

店の入口に2023年の夏の限定商品の案内があった。半分程度は既に完売となっていた。8月9日発売の地域限定品であり、限定1200本の「蔵出し」を購入することに決めた。

店内は昔の風情そのままに保存されていた。

吟醸原酒「蔵出し」を購入することが出来た。

店舗の奥には蔵を利用した展示スペースがあり、創業当時からのものが残されていた。

買い物と見学で1時間程度「国稀酒造」に滞在した。

少し陽が傾いてきたこともあって、海が近い真っ直ぐな道が素晴らしかった。

「旧留萌駅」の「駅前自由市場」にある「長田鮮魚店」にやって来た。既に15時近かった為、残念ながらお目当ての海鮮丼は既に売り切れだった。超人気店なので当然のことだろう。

近くに「道の駅留萌」があったので、こちらに寄ってみた。本日二つ目の道の駅だ。

期待していた海鮮丼が手に入らず、腹が減っていたので、道の駅で「鰊そば」を食べることにした。失礼ながら、あまり期待はしていなかったが、このニシンが非常に美味かった。「京都祇園 松葉のにしんそば」も敵わない。さすが地元だ。ふわっとしていてサカナ感が残っているのが良かった。

それと、「鰊親子弁当」というのを買ってみた。詰めたものが無かったので、注文後に箱に詰めて弁当を作ってくれた。

開けてびっくり。鰊の甘露煮2切れに加えて、大きな数の子が2本も入っている。これで1000円とは!大丈夫ですか?

鰊親子バッテラに続いて鰊親子弁当で、本日2度目の「鰊親子」に大満足。道の駅には大きな公園があったのでノエルとリオンを散歩させた。

今日はお留守番が多かったので、大喜びだ。

オロロンラインにはもうひとつ寄りたかった「道の駅おびら鰊番屋」があるのだが、着いたのは16時半くらいになってしまった。

番屋の見学は終了してしまっているようだったので。外観の写真だけを撮って立ち去ろうしたその時、妻が悲鳴を上げた。iPhoneを地面に落下させてしまったようだ。いつもなら、ケースに少しキズが付いたくらいで助かるのだが、運が悪く3つあるレンズの内ひとつのガラスが割れてしまった。これからが北海道旅の本番だというのに最悪だ。(その後、割れたガラスを除去してレンズむき出しの状態で、だましだまし使うことが出来た。)

道の駅にも番屋を模したスペースがあった。

ここで、鰊の煮物とソフトホタテを酒のアテに購入した。

「道の駅おびら鰊番屋」を出て、17時半くらいに「道の駅苫前」に着いた。

ちょうど夕日が観れる時間帯かと期待したが、犬連れでは景色を眺める事が出来ない構造となっていた。(後日、道の駅の中を通り抜けた先に展望スペースがあることが判った。)この道の駅はきっと宿泊施設の駐車場から発展した道の駅であるに違いない。

本日宿泊しようと思っていた「オートキャンプ場」に来てみると。

リサーチ不足だった。しかもこの表現が気に入らない。日本全国の愛犬家を敵に回している。法的には仕方無いとは理解するが、愛犬を家族だと思っている人が多くなった現在において、この言語感覚は理解できぬ。

少し先に「道の駅羽幌」があるので、直ぐに立ち去ることにした。道の駅の近くのウニで有名な「ココ・カピウ」も今回は通過。

大きなオロロン鳥のモニュメントを過ぎると、羽幌の街に入る。

18時15分「道の駅羽幌」に着いた。本日5つ目の道の駅だ。こんなに道の駅に立ち寄ることはあまりない。

この道の駅は珍しいことに、羽幌の街の近くにある為、歩いて飲食店に行くことが出来る。羽幌は甘えびの水揚げ量日本一なので、是非甘えびをはじめ海産物を食したいと思っていた。

19時から「鮨処 なか川」というお店を予約した。道の駅から歩いて10分も掛からないで到着した。

先客が数組いたようだ。歩いて来たので、遠慮無くビールを注文。

お通しは鰻肝。

まずは、刺身盛り合わせを頼んだ。甘えびホタテ、つぶ貝、活だこと期待通りの取り合わせだ。

日本酒に進む。上川大雪酒造の帯広酒蔵で作られた「十勝 純米」に決めた。

ワイングラスで供される。

タコザンギも出来上がった。

にぎり12貫と「甘えびの押しずし」が大皿に盛られて出てきた。「甘えびの押しずし」は6貫。

「甘えびの押しずし」の断面図。どうだろうか。ご飯と甘えびの比率は「1:1」だ。大将の心意気が伝わって来る。甘くてねっとりとした食感。これを食べに来た。

大満足でADRIAに戻ってきた。この後は、道の駅に隣接する「はぼろ温泉サンセットプラザ」というホテルの日帰り湯に入った。本当に便利な道の駅だ。

【本日のまとめ】日本海の海岸線、オロロンラインを175km北上。

オロロンラインは美味い。

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