「RVパーク阿寒丹頂の里」での2日目の朝は8時前に目を覚ました。天気が良かったので、すぐにノエルとリオンをドッグランへ連れて行ったところ、昨日の夕方と同じように、嬉しそうにすごいスピードで走り廻った。このドッグランは大好きなようだ。
今日は、ADRIAの給排水をすることが必要となってきたこともあるので、昨年も訪問した「達古武湖オートキャンプ場」に行くことにした。
コーヒーだけ飲んで、11時前にチェックアウトした。二日ぶりにADRIAを動かして、まずは現在の道の駅の反対側にある以前の道の駅を見に来てみた。確かに道の駅だった面影があった。現在はトイレだけは使用できるようになっているようだ。
朝食も食べずに出発したには理由がある。昨年行くことが出来なかった「玉川庵」に行こうという目論見だった。「ミシュランガイド 北海道2012特別版」で１つ星に選定されているお店で、「かきそば」が有名だ。
11時半には「玉川庵」に着いた。11時開店なので駐車場は空いていた為、一番道路に近い場所にADRIAを停めることが出来た。
この佇まいに期待が高まる。
店先に牡蛎の貝殻が積み上げられていた。
お品書きは沢山あるのだが、有名な「かきそば」にえび天がのっている「かき天そば」を注文した。
厚岸に蕎麦屋を開業したのは1960年、現在地に移転したのは1972年、現在の鰊御殿風の建物が完成したのは2003年頃だそうだ。
店内も非常に雰囲気が良い。
衝立で仕切られた小上り席に案内された。
待つことしばし。「かき天そば」が運ばれてきた。
蕎麦は太目で固目の好きなタイプのものだ。
厚岸産のぷりっぷりの牡蛎が数個入っていた。わざわざやってきた甲斐がある。美味い～。
昨年「苫小牧アルテン」で炭焼きしたホッケが非常に美味かったので今年もどこかで食べたいと思っていたので、今晩は「達古武湖オートキャンプ場」でホッケを炭焼きすることにした。
魚介類を手に入れるために「釧路和商市場」にやって来た。ADRIAは「和商市場」の向かいにある大きな駐車場に停める事が出来た。
花咲蟹が鮮やかに並んでいたので立ち止まると、安く出来ますよと声を掛けられた。花咲蟹の大きいのを食べてみたいが、どうやったら食べれるのかと聞くと、はさみで殻を切れば簡単に食べれると教えてくれた。特殊なはさみではなく普通のはさみで切れるとのことだったので、1杯いただくことにした。
合わせて、羅臼産の真ほっけも購入することにした。赤いのと白いのがあるがどう違うのか尋ねると、赤い方が新鮮なのだと教えてくれた。赤い身のものから良さげなものを選んでもらった。
良い買い物が出来たという事で、一旦駐車場へと戻り、買ってきたものを冷蔵庫に入れ、ノエルとリオンを連れて周辺を少し散歩することにした。
近くにあったJR釧路駅前にやって来たが、駅前には空き物件・売り物件のビルが目立った。
心なしか釧路駅自身も元気が無いように見えた。
周辺を1時間程散歩して、駐車場に戻った。
通り道であったので、昨年お世話になった「釧路河畔駐車場」の前を通ってみた。
駐車場の斜向かいのホテルは相変わらずだった。
途中で「イオン釧路店」に寄って、その他の食材の買い物をした。「イオン釧路店」は新しい大きなショッピングモールで賑わっていた。駅前との対比で時代の流れを感じざるを得なかった。
15時半に「達古武湖オートキャンプ場」に着いた。天気があまり良くなかったので薄暗くなってきていた。
電源サイトにしてもらったが、管理棟やトイレに近いサイトを指定された。
虫が気になるので、蚊帳を設置した。今回もドアを開ける事が出来る後ろ寄せスタイルだ。
あまり見栄えがするものでは無いと思うが、仕方ない。
3回目となるので、楽に設置できるようになってきた。
隣りのサイトには組立式カヤックを3艇持参された2組のグループが後からやって来た。釧路川の川下りに行ってきたような感じだった。
暗くなる前に、ノエルとリオンを連れてキャンプ場の周辺を散歩しに出た。フリーサイトにシカが数頭いた。
野付半島で見かけた群れのシカとは違って、絵本に出てくるようなシカだった。
自分のサイトに戻ってきて、夕食の準備を始めた。
炭を起こしながら、まずは花咲蟹をいただくことにした。
立派な花咲蟹だった。はさみで切れると言われたが、どうやって食べるのか？
脚を外して、殻のトゲに注意しながら脚に沿ってはさみを入れれば、比較的容易に殻を割ることが出来た。面倒くさかったが、全てばらして殻を割った。
思っていたよりも身が多く、食べでがあった。買ってきたかに酢を掛けて食べたが、非常に美味かった。また、道東の美味しいものに出会うことが出来た。
とうもろこしは、外側が焦げたが中身はもう少しの状態になってしまった。
そして、いよいよホッケの炭焼きだ。間違って皮側を少し先に焼いてしまったが、調べてみると、どうも身側を先に焼くとのことだった。まあ良いか。
もう一度ひっくり返して、皮目をじっくりと焼いた。身崩れせず、昨年よりも上手に焼けた。やはり美味い。これを突っつきながら、焼酎をちびちびとやるのは最高だ。
〆はコレ。メスティンで炊いた白米にすじこを乗せた。貧乏性なので、いくらではなくすじこの方が好きだ。
ササッと片付けて、22時には休んだ。
【本日のまとめ】少し戻って、58kmの移動。
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