柏島を観光して咸陽島のふつうの夕日を見た – 2023四国犬連れキャンピングカー旅(19日目)

「オートキャンプ場とまろっと」のチェックアウト時間は11時なので、頑張って早く起きた。テントの中は予想通りすき焼きの臭いが充満していたので、フラップを開けて爽やかな空気を取り入れた。

朝の散歩をして昨晩の片付けを終わらせても、まだ時間に少し余裕があったのでテントで朝食、と言ってもヨーグルトとコーヒー、そして高知名物文旦を食べた。

テントの撤収をして、ADRIAに20リットルだけ追加で給水をした。11時のチェックアウト時間にはピッタリ間に合った。「オートキャンプ場とまろっと」のダンプステーションは管理棟の横の駐車スペースにあった。すぐ横に水道の水栓があって、水栓の鍵とホースを管理棟で貸して貰えた。最高レベルに整ったダンプステーションだった。

チェックアウト後はキャンプ場のすぐ近くにある「いやしの湯」に再びやって来た。

2階に上がると、左奥は「四万十の宿」のフロントがある。日帰り温泉「四万十いやしの湯」の入口は正面右側。

更に右側には「旬菜料理 山川海」がある。

温泉から上がって、「旬菜料理 山川海」がまだランチ営業をしていたので、昼食を食べて行くことにした。宿泊施設のレストランなので、予想していたよりもしっかりとしたランチメニューだった。

花かご膳

松花堂弁当

夜は四万十の食材を使った会席料理を提供しているお店だけあって美味しかった。

この後は、四国の南西にある「柏島」に向かうことにした。まずは四万十川沿いに走って、FUJI中村店で食材を買い出しをしてから、国道56号線のバイパスを通って西に向かった。

宿毛から松田川大橋を渡ってからは国道321号線を南下していく。

しばらく走ると、本日の車中泊予定場所「道の駅すくも」がある。

この道の駅は景色が良いとのことで評判だったので、是非訪問したいと思っていたのだが、どうも様子がおかしい。道の駅の入口がバリケードで塞がれていた。よく見ると看板に『5月3日からリニューアルオープンします。』とあった。『ガ~ン』となったが、こんな道の真ん中の右折レーンで停まっている訳にいかず、先に進むことにした。

やがて宿毛湾を臨む高台の道に出ると、「柏島」が見えてきた。

既に16時前だったので、だいぶ日が傾き逆光だったが、海が特別な青さをしていた。

あの丸い大きな生け簀は、本マグロ(クロマグロ)の生け簀に違いない。独特な景観になっている。

「柏島」と言えば、この様に船が宙に浮かんでいるように見えるというイメージだったので、実際に見てみたいと思っていた。

16時くらいに「柏島」の手前にあった無料駐車場にADRIAを停めた。陽が傾いていたので、透明度の高い綺麗な海ではあったが、残念ながら船が宙に浮かんでいるようには見えなかった。

ノエルとリオンを連れて、夏場は海水浴客やダイバーで賑わうであろう街中を散歩すると、地元の子供たちが同じくプードルを連れて話しかけてくれた。

ADRIAに戻って、反対側の湾を眺める。養殖をされている方にしたら害獣だが、何頭かのイルカを海岸のすぐ近くで見る事ができた。

海岸で何か拾っている方が二人。何が捕れるのか?

少し来るのが遅くなってしまったが、豊かな自然の「柏島」を見る事が出来たので大満足で「柏島」を後にした。

既に時刻は17時となっていた。頼りにしていた「道の駅すくも」は閉まっているし、さて、これからどうするか?

仕方ないので、先に進んで愛媛県に入り、「道の駅津島やすらぎの里」まで行くことにした。途中にある「鹿島」の「高茂岬」と「石垣の里」、「三ツ畑田島」等にも行きたいと思っていたのだが、今回は諦めて、次回の宿題に取っておくことにした。

その前に、宿毛にある夕日で有名な「咸陽島公園」に寄ってみることにした。「宿毛リゾート椰子の湯」まではしっかりした道路だったが、そこを過ぎると1車線の細い道になった。極め付きはこの鋭角カーブ。四国に来て以来「高屋神社」への道や四万十川沈下橋で相当鍛えられてはいたが、これはバックするしかないと諦めかけた。しかし、バックするのも相当大変なので、進んでみることにした。幸い対向車や後続車がいなかったので、何度も切り返して曲がることが出来た。ホイールベース3.45m、全長6.7mの車なら曲がれることを確認できた。(こんな情報はいらんか😅)

日没の時間には間に合った。宿毛湾に浮かぶこの二つの無人島が「咸陽島」のようだ。この公園がある大島からは約300m離れているが、 干潮時には歩いて渡ることができるそうだ。今日はとても歩いて渡れるとは想像できないくらいに潮が満ちていた。

「咸陽島公園」にはトイレやシャワーがあり、キャンプできる芝生スペースもあった。

桜祭りが行われた名残の提灯があって賑やかな感じがした。

この「咸陽島公園」は「だるま夕日」が観れるポイントとして知られていて、11月中旬~2月上旬の「だるま夕日」が見れるシーズンには海岸にカメラマンがズラッと並ぶそうだ。

既に4月中旬なので、夕日は北にある半島に沈んだ。

「咸陽島公園」から見た夕日は陸に沈む ❝ふつうの夕日❞ だったが、さすが夕日のスポットだけあって綺麗な夕日だった。

ノエルとリオンに夕食を食べさせて、「咸陽島」を出発した頃には暗くなっていた。約1時間走って「道の駅津島やすらぎの里」に着いたのは20時過ぎていた。

「道の駅津島やすらぎの里」は温泉併設の道の駅と聞いていたが、温泉は真っ暗だった。定休日かと思ったが、後で調べてみると、温泉施設は現在長期休止中とのことだった。プールまである広大な施設だったようだ。現在再利用計画を策定しているとのことだった。

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