徳島ラーメンの名店「中華そば いのたに」で朝ラー後ベタに観潮 – 2023四国犬連れキャンピングカー旅(4日目)

「RVパーク鳴門天然温泉あらたえの湯」での朝、けたたましいエンジン音で目が覚めた。暴走族が朝から集会でもしているのかと思ったが、よく考えてみると、ここは競艇場だ。ちょうどその日は競艇の開催日であった。

このRVパークでは滞在中何度でも温泉に入ることが出来るので、朝風呂にも入ってチェックアウトをした。チェックアウト時間が10時なので少し慌ただしい。

徳島と言えば徳島ラーメンが有名だ。その昔、新横浜のラーメン博物館に出店して全国区で有名になったようだ。老舗の「いのたに」の本店に行きたいと思ったのだが、街中で駐車場に困ると思い、RVパークからは3kmと近い「中華そば いのたに鳴門店」に行くことに決めた。10時半の開店時間からあまり時間が経たずに到着できた為、店の向かいに準備された駐車場に停めることが出来た。

タクシーでやって来る人もいて、続々とお客さんが店に入っていく。それでも行列は出来て無かったので幸いだ。

「いのたに」の特徴は「肉」と「玉子」が入っていることで、「いのたに」が元祖と言われている。「中華そば肉玉子入り」と「ライス小」を注文した。甘辛いやや濃い目の味付けの肉がライスと良く合う。途中で生卵の黄身を崩してスープに混ぜると味変が楽しめる。さっぱりとしたスープが一層マイルドになる。

鳴門に来たからには、ベタではあるが鳴門の渦潮を観ようという事になった。ちょうど今日の14時30分に干潮となり、渦潮が観れる可能性が高くなることが判った。しかし、まだ少し時間が早かったので、「道の駅くるくる鳴門」を下見しておくことにした。しかし、道の駅に入りそこなった為、道の駅の周辺を一周しなければならなくなってしまった。カーナビに従って進むと、何やら幅の狭い橋の道を指示された。

車幅スレスレだったが、なんとか通過することが出来た。

その後さらに進むと、道の両側が水に覆われた感じの道になった。これが徳島名産のレンコンの畑かもしれない。道の駅に入りそこなったおかげで、良いものが見れた。

ちょうど土曜日であったので、「道の駅くるくる鳴門」の駐車場はこんな状態で満車だった。人気の道の駅だ。

鳴門金時のオブジェの前で記念撮影。「道の駅なないろななえ」の男爵いものオブジェを思い出した。

←道の駅なないろななえ

「鳴門金時うずまきソフト」目当ての若いお客さんで溢れていた。

「鳴門金時うずまきソフト」は買えそうに無かったので、道の駅で鳴門金時の焼き芋を買ってきた。

最近流行っている蜜がたっぷりのねっとり系とは違った、栗のようなほっくり系でとても美味しかった。さすが本場だ。ノエルとリオンも大好きなようだ。

ついでに「鳴門ほれほれプリン」も。この道の駅は女性が好きなものが沢山置いてある。

今回は観潮船ではなく、大鳴門橋の下に作られた歩道から渦潮を観ることが出来るという「大鳴門橋遊歩道 渦の道」に行くことにした。ここは、抱きかかえるかバッグに入れるかすれば犬も連れて行く事ができる。

観潮船の乗り場を過ぎて、「大鳴門橋架橋記念館」の手前の駐車場にADRIAを停めることが出来た。

この日は幸いにも大潮で、干潮時間の14時30分に潮の流れが速くなるので、渦潮を観れる可能性が高くなる。

駐車場から歩いて20分程度で「渦の道」の入口に着いた。ノエルとリオンの散歩にちょうど良い感じだ。

ここからは、ノエルとリオンはキャリーバッグに入れた。

「渦の道」を歩き始めると、右側に「飛島」という小さな島が見えてくる。

瀬戸内海の方が潮位が高くなっており、瀬戸内海から海水が流れ出しているのが目で見て分かるくらいに激しい流れになっていた。

しばらく見ていると渦が出来るのが観れた。

渦が出来るとそこに観潮船が突っ込んでくる。船の乗客は迫力があるに違いない。

絵葉書のような大きな渦潮は観れなかったものの、期待していたよりは楽しめた。

この後は鳴門から徳島の街へ移動した。「阿波おどり会館」の前を左折して南へと向かった。

コーヒーをよく飲むので、長期の旅行に出ると、その土地で自家焙煎をしているコーヒー店やカフェを探すことになる。これもひとつの旅の楽しみになっている。徳島のカフェを探している時に「COFFEE WORKS」というお店を見つけた。

コーヒーに取り憑かれたオーナーが自分で焙煎されているという拘りのコーヒーを、その中でも特に熱意を注がれた『ブラジル・ブルボン』という豆を是非味わいたいと思っていた。

駐車場にはたくさんの車が停まっていたが、運が良いことに空きが出来てADRIAを停めることが出来た。太い梁が印象的な木で統一された店内には、静かにジャズが流れており、大きな店だが満席になっていた。

迷わず、「ブラジル レッドブルボン」と「ブラジル 100年ブルボン」を注文した。どちらもふくよかな味わいで美味かったが、「ブラジル レッドブルボン」の方が余韻が残る感じが好みだったので、こちらの豆を200g購入した。

この後は再び徳島駅の方に戻ったが、既に18時30分となり、薄暗くなってきた。夕食には徳島の名物だという「骨付き阿波尾鶏」を是非食べてみたいと思い、ADRIAを街中の駐車場に停め、車内でノエルとリオンに夕食を食べさせて、「一鴻秋田町本店」という一番有名なお店に行ってみた。ところが、さすがに有名店。予約でいっぱいで入れなかった。油断し過ぎだった。慌てて「一鴻徳島駅前店」に電話をしたところ、こちらも満席。「骨付き阿波尾鶏」は食べられないかと意気消沈していたが、少し離れたところに「一鴻北島店」というのがあることに気が付いた。勇んで電話をしてみると、席はまだ空いているとのことだった。

30分程ADRIAを走らせて、「一鴻北島店」に着いた。ここは、2022年8月にオープンした郊外のショッピングモールの一角にある新しいお店で、駐車場の心配も無いのが良かった。「徳島餃子」と銘打った餃子を売り物にしていた。

オーダーは携帯のアプリを通じて行うというもので、一瞬戸惑う。

新たな名物として推している「徳島餃子」。猪と豚の交配で生まれた「阿波とん豚」を使っているのが特徴とのこと。

本日のおすすめと合わせて、一品料理も種類が多い。

鳴門と言えばわかめとのことで、「ワカメ酢」を注文。この辺りのイタドリという山菜を使った「木頭村のいたどりの醤油漬け」も頼んだ。

一番推しの「徳島餃子」は確かに美味かった。美味しかったので、生餃子(18ケ入)を買って帰ることにした。ノンアルしか飲めないのが少し残念なところ。

ついに、名物「骨付き阿波尾鶏」が来た。

皮目はパリッパリッで、身はふっくらとしている。阿波尾鶏なので、味が濃く、身の弾力が強い。ガーリックが良く効いていて本当に美味しかった。四国に来て良かった。

21時前に近くの道の駅「道の駅いたの」に着いた。今晩はここで車中泊をさせてもらうことにする。明日は雨の予報になっているのが少し気掛かりだ。

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