根室に到着して既に4日目となったので、今日はいよいよ根室定番の観光地を観光した後に、次の目的地へ移動したいと思っていた。
根室の街中にある「RVパークみどり」での朝は、朝霧が立ち込めていた。

雨は降っていなかったので、ノエルとリオンの散歩に出た。

RVパークに隣接してパン屋さんがあったので、焼きたてのパンをいくつか買った。

RVパークでの恒例行事である、充電、ゴミ捨て、ダンプ、給水をしてから「RVパークみどり」をチェックアウトした。ノエルとリオンは大人しく待っていた。

そして、またまた「明治公園第二駐車場」にやって来た。

綺麗な芝生で、ノエルとリオンが大好きな公園だからだ。



お昼になったので、昨日お休みだった「どりあん」へとやって来たのだが、さすがに人気店だけあって行列ができていた。

「エスカロップ」の歴史が興味深い。「ニューモンブラン」は根室駅近くに現存するので、次回訪問してみたいと思った。

前回来た時には「カツミート」を食べたので、今回は迷わず「エスカロップ」を注文した。


「メロンジュース」が絵になる。

着ました着ました「エスカロップ」。このデミグラスソースがめちゃ美味い。これを食べに来たと言えるものが根室には多いな。

そして「北の勝」という酒で有名な「碓氷勝三郎商店」を見に来た。

ここは醸造所であって、酒の販売はしていない。また、酒蔵の見学等も一切していない硬派な醸造所だ。

1887年創業という歴史があり、雪の積もった景色が似合うような建物だった。

根室の観光地と言えば「根室車石(花咲園地)」も外せない。

駐車場は広くて、ADRIAをゆったりと停める事が出来た。


天気はすっかり良くなったが風が強くて、ノエルとリオンは飛ばされそうだった。

ここからは危ないので、ノエルとリオンは抱っこして連れて行った。

柱状節理の岩には波が押し寄せていて、怖いくらいだった。風も強いので潮だらけになってしまった。

下から振り返ると、「車石」があった。予想よりも迫力がある。車石の周囲の柱状節理も見応えがあった。

直径6mもあるのは世界的にも珍しく、国の天然記念物に指定されているそうだ。柱状節理はみんな大好きだ。

次には、大好きな「北の国から」の聖地である「落石」を訪問することにした。「北の国から」の撮影地をマップ上にまとめてくれているサイトを頼りにADRIAを走らせた。ドラマ上では五郎さんと純が駆け落ちをした蛍を訪ねて行くというシーンで、雪深く寒く寂しい感じが印象的だった。「蛍と純が会話したバス停」はセットだったとのことで、現在は何も残されていなかった。

「北の国から」では出てこなかったが、根室本線「落石駅」を見に来た。

「蛍と黒木医師が住むアパート」も残っていたのだが、私有地だったので遠くから見るだけに止めておいた。

ドラマの中で「落石診療所」になっていた建物は、遠くから見てもドラマのシーンを思い出す佇まいをしていた。ただ、「落石」はもっと寂しいところだと勝手に思っていたのだが、「落石漁港」は大きくて立派で、予想以上に賑やかで美しい景色なところであることが分かった。

ここからは太平洋側から根室湾側へと移動して、「春国岱」に寄ってみることにした。

陽が傾いてきて「風連湖」が独特な景色を見せてくれた。

「春国岱」に渡る橋のところで、強風でなかなか前に進めなくなってしまった海鳥に危うく衝突しそうになった。

16時を過ぎてだいぶ陽が傾いてきたが、少し歩いてみることにした。

木道は修理中で歩けなかった。熊の目撃情報もあって怖い。

来年までには木道が復旧されるようなので期待したい。

迂回路があったので、ノエルとリオンも連れて散歩した。



しばらく単調な砂州の道を歩くと、橋があった。

ここから、本当の「春国岱」に入って行けるようだった。帰って来る人影もあったが、いかにも熊が出てきそうであったし、時間も遅いので、ここから引き返すことにした。

振り返るとポツンとADRIAが見えた。左側が根室湾で右側が風連湖だ。

さて、これからどうするか? 「道の駅根室」で車中泊をするか? 少し走って「尾岱沼」辺りまで移動しておくか?
結局、居心地の良い「根室」に戻ることに決めた。強風の中で海辺をだいぶ歩いたので潮でベトベトになってしまったので、早速昨日もお世話になった「みなと湯」へとやって来た。

風呂上りには、再び「根室はなまる根室店」に行くことにした。

一昨日のリベンジの為だ。

前回は売り切れだった「根室産さんま」が今日はあったので、最初から2皿注文した。今年のさんまは豊漁で形も大きいとのこと。しかも、さんまの水揚げ日本一の根室港で水揚げされたばかりの新鮮なさんまであるので、これは美味しかった。結局さんまを何回もリピートして何皿もいただいた。光物が苦手な妻も美味しいと言って私と同じだけ食べた程だ。

これは、「風連湖ちかフライ」。「ちか」というのは汽水湖である「風連湖」名物のワカサギに似た魚だそうだ。外はサクサクで中はふわっとしていてこれもまた美味しかった。

前回とは違うものを選んで注文した。

これが「風連湖にしん切り込みつつみ」だ。「切り込み」とはニシンを米麹で熟成・発酵させた北海道の郷土料理だそうで、風連湖のにしんを使っているということでここでしか食べれない貴重なものだった。


大好物の筋子。

風連湖の豊かさを満喫して、この日も結局、「明治公園第二駐車場」に戻ることになった。
【本日のまとめ】根室の街中から落石、春国岱をぐるっと廻って65kmの移動となった。


