VISONでの朝、ノエルとリオンと一緒に朝のお散歩のついでに、出来立てのパンを買いに行く。昨日と同じようにエスカレータに乗って下のお店に向かう。
パティシエ辻口博啓の手がけるベーカリ「Mariage de Farine(マリアージュドゥファリーヌ)」が出店している。辻口シェフと言えば、自由が丘のパティスリー「モンサンクレール」等のオーナーで、今もなおコンクールに挑戦しているという方だ。店内の石臼で三重県産小麦を挽いてパンを作っているというこだわりようだ。
店内にはイートインできる場所もある。
ADRIAに持って帰ってきて食べた。カレーパンが変わっていて、パン生地が薄く長細い形が特徴的だった。松坂牛入りだとのこと。
ノエルとリオンはADRIAでお留守番させて、再び出掛けた。まずは「Orange」をゆっくりと見た。驚いたことに、2時間近く店にいた。
この辺りは街並みが古い宿場町のようになっている。実際に1階は店舗だが2階は宿泊できるようになっている。「 旅籠ヴィソン」というのだそうだ。
そんな中で、ランチできそうな店に入ってみた。この店名の記されたカウンターは伊勢のおはらい町で見かけた伊勢磨きではないか。
「サバカレー」
「大人のイチゴミルク」
周囲の山々の眺め。
「ホテルヴィソン」は斜面に沿って段々状に建設されている。
建物のガラス面に夕日が映って奇麗だった。この建物は「福和蔵」で、和菓子の「井村屋グループ」が初めて手掛ける酒造屋とのこと。明治33 年創業の福井酒造場を引き継ぐ形での参入となる。この場所で酒を造っているそうだ。
店内では飲み比べが出来るようになっていて、おつまみも選んで注文できる。純米酒生酒と純米吟醸生酒を飲み比べてみた。アテはアオサを載せた豆腐を選択。
築地魚河岸「尾粂(おくめ)」が出店。オーダーメイドのだしパックを店内で作れるのが売り物だ。干物等の販売もしている。
「マルシェヴィソン」のエリアでは、食材が手に入る。
ふと振り向くと、帰り道に繋がる道に長い車列が出来ていた。日曜日の夕方だったので、出庫が集中しているようだった。
猿田彦珈琲も大きな店舗を出店している。こうしてみると、猿田彦神社のような雰囲気を醸し出していると感じるのは私だけでしょうか?
「蔵乃屋」では日本各地の味噌の量り売りをしている。東京豊洲市場に本店を置く味噌専門の販売店だそうだ。金山寺みそや信州合わせみそ等数種類を購入した。
味噌仕込み教室をこの店舗内で開催しているとのこと。
18時頃に一旦ADRIAに戻り、ノエルとリオンを連れて夕食を食べに行く事にした。水が張ってあるので、夜はホテルのロビーのイメージが一変する。
夕食は、先ほど見に来た「尾粂(おくめ)」にした。ここは、テラス席であれば、ワンコもOK。
大好きな皮焼きを注文した。少し寒かったが、ビールが進んだ。
「灰干しさば定食」と「銀鱈西京焼き定食」を注文した。このサバの干物が、これを食べにまた来たいと思えるくらいに、美味しかった。
帰ってきて、よくよく調べてみると、この「おくめ」は1871年創業の本橋魚河岸より続く水産仲卸「尾粂」が経営母体で、「ひものつきぢ尾粂」という店舗が築地の場外市場にあるとのこと。今度行ってみよう。
ノエルとリオンは、今日は2回お散歩に行ったので、グッスリだ。