奥日光の旅①半月山展望台(1-2日目)- 犬連れキャンピングカー旅

11月の初めに、奥日光に出掛けた。昨年は東照宮と明智平展望台を中心に観光したのだが、奥日光が宿題として残っていたからだ。前回の旅で「八方池」の帰り道にすっころんで、愛機SONY α7RIIIを破損してしまったが、秋葉原のサービスセンターに修理に出して、モニター交換してもらい、無事修理を完了した。今回はSEL24105Gを付けて、勇んで持参してきた。

夕方に自宅を出発し、「道の駅 日光」まで移動して車中泊をした。昨年はこの道の駅まで来たのだが、駐車場が満車で、やむなく「日光道 日光口PA」へ移動した。今年は平日であったので、無事ADRIAを停めることが出来た。この道の駅にはコンビニがあり、向い側には交番まである安全・便利な道の駅だった。その割には駐車台数が少ないので、週末は車中泊は困難なようだ。この日は雨が降っていたが、翌朝には上がるとの予報であったので、期待して休んだ。

二日目の朝は、予報通りに雨は上がっていた。道の駅の周辺を朝の散歩をして、道の駅で買い物し、10時には道の駅を出発した。まず向かったのは、「半月山展望台」で、予てからこの展望台から景色を眺めたいと思っていた。

「日光道」を走っている時から、既に紅葉が奇麗で気分が高まってくる。

紅葉が見頃の「いろは坂」を登って、「中禅寺湖」のところを左折。

「中禅寺」や「大使館別荘記念公園」を通り抜け、グニャグニャ道を8km程登ると、「半月山展望台」近くの駐車場に着いた。

この駐車場から、「半月山展望台」までは歩いて登るしかない。左側の山が「半月山」で、この山頂から「中禅寺湖」が望めるそうだ。

「半月山展望台0.6km」とある。

出だしはこのような笹の生えた道を進む。

ノエルとリオンも元気に登っていく。

途中では急な坂道や足場が悪い岩だらけのところもあった。ノエルとリオンは最後まで元気に登ったものの、風邪気味で鼻が詰まっていたのに加えマスクをしていたせいか、展望台に着いた時には酸欠気味になり、吐き気までしてきた。ひとり高山病(ただの運動不足)になった。

それにしても、この景色はどうだ!「中禅寺湖」の背後に「男体山」、手前には紅葉の「八丁出島」。やっと見ることができた。苦労して登ってきた甲斐がある。

「男体山」に雲が掛かってしまっている、「八丁出島」も雲の影で紅葉が鮮やかに発色していない、と贅沢を言えばキリがない。

「八丁出島」はこんな狭い半島に数多くの種類の木がある為、赤や黄、緑、そして湖面の青と美しい。

展望台は三畳程度の広さしかないところに、大勢のハイカーが詰めかけていたので、早々に降りることにした。帰りはノエルとリオンは歩けなくなって、キャリアで背負って降りることも想定していたのだが、意外にも最後まで元気に歩き切った。

駐車場まで戻ってきて、「足尾銅山」の方向を眺めた。右手の谷間の奥に「足尾銅山」があったそうだ。その当時は、銅の精錬で出る有害ガスで、この辺りの山は木が全て枯れて剥げ山になっていたという。そうれがどうだろう。時間的な運もあるかもしれないが、ひょっとすると、「半月山展望台」からの景色よりも美しいかもしれないと思った。

SONY α7RIIIの高画素が生きる景色だ。(変態的な写真鑑賞法ではあるが、)オリジナルサイズに表示させて、細かく木々の表情を眺めを見るのも面白い。

薄っすらとガスっていて、逆光的なのが良かったのかもしれない。ずっと見ていても飽きない。A3版くらいに印刷して、壁に飾っておきたくなった。

思わぬ絶景に感動してADRIAに戻ってきた。お昼ご飯は、「道の駅 日光」で買っておいたお弁当。

大満足で半月山から「中禅寺湖」に降りてきて、「奥日光湯元温泉」、「湯ノ湖」へと向かった。

その途中で、明日来ようと思っている「赤沼」辺りを下見して。

「戦場ヶ原」を抜けて。

「湯元温泉」に到着した。

「湯元本通り湖畔駐車場」は事前情報通り、車中泊に適していると思った。

街の中を鹿が闊歩している。

しかし、コロナの影響か、街にあまり活気が無かった。それでも、校外学習か何かの活動で中学生が観光バスでやってきており、徐々に元に戻りつつあるようだった。「日光湯元ビジターセンター」で尋ねてみると、「湯元」で現在日帰り湯をやっているのは、2ヶ所だけだとのことだった。「奥日光湯元」に行けば、日帰り湯が多くあると聞いていたので残念だった。

そのうちの一つの「日光山温泉寺」に行く事にした。「日光山温泉寺」は、世界遺産「日光山輪王寺」の別院で、日光を開山した「勝道上人」が、788年にこの温泉を発見したのが始まりとのこと。江戸時代は日光奉行の許可を受けなければ、温泉に入ることができなかったとそうだが、現在は誰でも入浴ができる。大変珍しい、温泉に入ることのできるお寺だ。「中禅寺湖」エリアの温泉にも引湯されている「湯元温泉 源泉」に最も近い場所にある。

さすが「輪王寺」の別院であるので、参道には数多くの灯篭が奉納されている。

71℃と高い温度の源泉に近いこともあって、加水をしなければ入れないそうだが、完全かけ流しの温泉だった。乳白色をしていて、硫黄のにおいが強い効能のありそうな有難いお湯だった。洗い場もあるり、蛇口からも温泉が出ているようだった。

「湯元本通り湖畔駐車場」で車中泊をと思っていたが、翌日のことを考えて、「三本松園地」へと移動した。「奥日光」にはコンビニは無く、レストランも無いと聞いていたので、ADRIAの中で鍋をすることにしていた。「道の駅 日光」で、白菜やキノコなど新鮮具材を買い足したので、美味しく鍋をすることができた。少し鍋が小さかったが、車内なのでこれで良いのかもしれない

二日目のまとめ。道の駅から、半月山、湯ノ湖、三本松園地と移動して、走行距離は62km。

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