今日は標高1,300mにある「ホワイトバーチキャンプフィールド」にチェックインして、人生初のマグロのカブト焼きにチャレンジする。
「道の駅美ヶ原高原」では、雲海が見れるのではないかと期待して、4時40分に目を覚ましたのだが、残念ながら水墨画のようなはっきりとしない景色だった。
辛うじて太陽が半分程度姿を現して、日本画のような雰囲気となった。
仕方が無いので、ノエルとリオンを連れて駐車場の周辺を見て廻ると、オニユリが咲いているのを見つけた。
5年前にここで見た日の出の景色は、ラッキーだったのだなと改めて思った。
昨晩はガラガラだった駐車場は、いつの間に来たのか分からなかったが、結構な数の車が停めてあり、多くの人が日の出を見るために集まっていた。しかし、期待していたような日の出と雲海が見れなかったので、ポツポツと帰り始めている人もいるようだった。
それでも諦めずに、刻々と変化する雲の流れを眺めていると、だんだんと景色が変わってきた。
陽の光が雲の合間から射して、幻想的な光条が現れた。
その光に照らされた雲海も不思議な立体感を見せていた。
一見恵まれない条件ではあるが、その時々で美しい景色を見せてくれる。
少し二度寝をして、のんびりと朝食を食べて、10時に「道の駅美ヶ原高原」を後にした。昨日は真っ白だった「ビーナスライン」は、打って変わって綺麗な高原の景色を見せてくれていた。11時半に姫木平にある 「ホワイトバーチキャンプフィールド」にアーリーチェックインをした。
「ホワイトバーチキャンプフィールド」は2021年春にオープンした比較的新しいキャンプ場で、白樺林に囲まれ、敷地に小川が流れていて雰囲気が良い。標高1,300mにあり涼しいだろうと思い、今回初めて訪問することにした。通常は13時チェックインだが、区画サイトは早いもの順で場所を選ぶことになっているので、念の為にアーリーチェックインをすることにしたのだ。
何とか2台並んで希望のサイトを確保することが出来た。この日は区画サイトには数組しかおらず、十分に間隔が取れていて、寂しくも無く良い感じだった。
今回は、シェルターGとカーサイドシェルターの二張りを持参した。
評判通りに、白樺林に囲まれて良い雰囲気だった。
夕方からは雨が降る予報だったので、テントの間の広場にタープを張ることにした。
無事場所取りが出来て、テントも張れたので、15時くらいから「白樺湖」の下の方にある「音無の湯」に行くことにした。
オシャレなレストランが併設されていた。
川に面した露天風呂があり、小規模だが泉質も良かった。温泉の帰りに「白樺湖」にあるコンビニに寄って、「ホワイトバーチ」に戻って来た。
マグロのカブト焼きは先生のご希望で、小さい頃に食べた事があってとても美味しかったので、是非やってみたいということになった。マグロは先生が準備、調理道具はウチで準備するという分担にした。マグロのカブト焼きなどしたことがないので、YouTubeで色々と予習してきたが、どの動画を観ても片面1時間、立てて1時間で合計3時間は掛かりそうだった。
気合を入れて、火起こしを始めた。
発泡スチロール容器に入った本マグロのカブトは、昨日一日をかけて程良く解凍されていた。幸いなことに半身だったので、調理し易そうだった。身もたくさん残っていて、このまま生で食っても美味しそうだった。
今回は重量に耐えられるよう、以前使用していたLogosの焚火台を持ってきた。途中で雨が降り出してもいいように、タープの下で焼き始めた。それにしても大きな本マグロだ。塩をして初めからアルミホイールでくるんで焼く方法もあるようだが、まずは直火で表面を焼いた。
そして、表面に軽く焼き目が付いたところで一旦火からおろして、塩を摺り込んでアルミホイールで何重に包み、再び火に戻した。この状態で約1時間焼いた。
ノエルとリオンもいつものようにまったりと、タープの下でカブト焼きが出来るのを待っていた。
動画の教えでは、片面1時間、ひっくり返して1時間ということだったが、先生が油の落ちる音や臭いから判断されたのか、「今が食べごろ、これ以上焼いたら固くなってしまう。」というので、ひっくり返してからは45分くらいで焼くのを止めた。焚火台から降ろす際にアルミホイールの隙間からマグロの油が漏れて盛大にファイヤーして大迫力だった。
アルミホイールに包んだままテーブルの上に持ってきて、ナイフでアルミホイールを切り開いてオープン!
緊張の瞬間だ。上手く焼けただろうか?
大成功だった。😁
マグロのカブト焼きなどしたことが無いので、どこをどうやって食べるのか、とんと分からなかったが、先生が慣れた手つきでササッと取り分けてくれた。
真っ先に取り分けてくれたのが、コレ。コレが一番美味しいのだそうだ。先生のご主人が大量に摺ってくれた大根おろしでいただく。
ナニコレ!!!美味しい!!!シャトーブリオンも敵わない。食感は大トロ。油が爽やかだ。
コレは目の裏の筋肉だそうだ。この後も、ホホ肉なども取り分けてもらって美味しくいただいた。結局、最後まで子供の様に全て取り分けてもらった。💦
人生初の本マグロのカブト焼き。本当に美味しかった。