「道の駅羽幌」での二泊目の夜は気温は24℃まで下がり、エアコンを使わずとも過ごし易かったものの、朝5時過ぎに激しい雨音で起こされた。降雨状況を確認すると、北海道だけで激しい雨が降っているようだ。なんでここだけ。。。
今日は、ずっと行きたいと思っていた初山別の「みさき台公園オートキャンプ場」を予約してあるので、9時には「道の駅羽幌」を出発した。まずは、近くのコインランドリーへ向かった。この旅も7日目となって、洗濯物が溜まってきたので仕方ない。
洗濯が終わった後は、甘えびのダメ押しで海鮮丼を食べる為に「渋谷水産直売所 北のにしん屋さん」へとやってきた。
思いのほか生の海産物は少なく、パック品が多かった。
今日も台風の影響で漁が出来ず、うに丼は販売していないようだった。
ちょうど11時となったので、食堂がオープンした。開店前から並んでいたお客さんでカウンター席はあっという間に満席となったが、幸い少し待つと席が空いて入店出来た。王道の海鮮丼を頼んだ。
つぶ貝、ホタテ、甘えび、北海しまえび等など。
こちらは妻が注文した、海鮮小丼。丼ではなく、大き目のお茶碗くらいの大きさになって海鮮もそれぞれ量が少なくなる。
2泊3日で羽幌の甘えびを満喫したぞ。このあとは、どこかでキャンプの買い出しをと思っていたが、ちょうど「北のにしん屋さん」の向かいに「DZmart」というディスカウントスーパーがあった。
一昨日アッサリとパスした「道の駅苫前」にやってきた。この道の駅は、昨年は閉館してリニューアル工事をしていた。今年の4月末にオープンしたばかりだそうだ。温泉も改装されたはずなので、こちらの方が気持ちが良さそうだと考えた。
花壇には数多くのプチトマトが生っているなと思ったが、実際はハマナスの実だった。こんな実を付けるとは知らなかった。
道の駅の建物を抜けると、日本海を臨む景色の良い展望スペースがあった。
羽幌港からフェリーが出ている夫婦島(天売島と焼尻島)と、遠くには利尻富士が見えるそうだ。
25km程度しか離れていない天売島と焼尻島ははっきりと見ることが出来た。
利尻島はと言うと、残念ながら見ることが出来なかった。
道の駅に併設された「とままえ温泉ふわっと」でゆっくりと寛いだ。真っ昼間から風呂に入ったのは正解で、露天風呂に浸かりながら、先ほどの展望スペースと同じような景色を臨むことが出来た。
ゆっくりし過ぎて、本日の目的地である「みさき台公園オートキャンプ場」に着いたのは16時前になってしまった。しかも、空はどんよりとなってしまい、絶景の夕日は臨めそうに無かった。それでも、素晴らしい景色を背景にADRIAの記念撮影。
広々とした芝生のサイトには、キャンピングカーのお仲間が数台いた。
まずは、ノエルとリオンを連れて、キャンプ場内の散歩に出た。
この灯台があるところは、予約不要で無料の「みさき台公園キャンプ場」のあたりなのか。
どうして形作られたのかは知らぬが、海から切り立った崖の地形が続いている。
この「みさき台公園オートキャンプ場」は各サイトに水場と電源がある高規格なキャンプ場だ。このところ昼間が異常に暑くてエアコンを全力で使ってきたので、サブバッテリーの残量が82Ah(20%)となってしまっていた。残量が100Ahを下回るまで使った事はあまり無い。また清水の補給やグレータンクの排水も必要となっていた。ここで一旦ユーティリティのリセットが必要だったのだが、どうもAC電源が安定していない感じだった。外部充電が繋がった状態だと電子レンジの温め時間が長くなったり、サブバッテリーの充電が安定しなかった。AC電源の電圧が足りていなかったのではないか。
今回の北海道旅でのキャンプは初であるが、重量の関係で今回もテントを持って来るのは諦めた。その代わりに蚊帳を持ってきた。「タンスのゲン」で有名なENDLESS BASEの軽自動車用の蚊帳ではあるが、寸法的にADRIAのオーニングにピッタリだと思って購入した。試し張りをする時間が無かったので、ぶっつけ本番で、今日が初張りとなってしまった。
なんとか設置することが出来た。テントを張るのに比べたら容易だ。
ADRIAの出入り口を塞ぐ形の位置に設置してみた。後部のトランクの荷物の出し入れはし易いが、出入りがし辛いので、これでは不便なことが分った。
車側は吸盤を使って吊るした。ogawaのカーサイドロッジ用の吸盤を使ったが、強度的には問題が無かった。
18時頃から一杯いただきながら、夕食準備を始めた。先日「国稀酒造」で購入した限定「吟醸原酒 蔵出し」を開けた。
アテは「道の駅おびら鰊番屋」で購入したこちら。
この日のメニューは「北京ダック」ならぬ「ペテンダック」だ。鴨(アヒル)の代わりに普通の鶏肉のもも肉を使う。ADRIAの中でフライパンで普通に焼いたのでお手軽だ。
野菜を細切りにして。
春巻きの皮で包んで食べる。甜麺醤と醤油とみりんと砂糖で作ったタレを付けて頂くのだが、簡単なのにそれらしい味になるから不思議なメニューだ。
珍しく、ノエルとリオンが一緒にコットに入って寝ていた。
明日は最北端を目指してさらに北上しよう。