バグトラックでWAVE2「超熱帯夜」なら楽勝

東京は相変わらずの猛暑が続いている。夜でも30℃を超えるような「超熱帯夜」となる日もある。前回の炎天下でのWAVE2の評価に続いて、陽が落ちた状態での評価には絶好だ。性懲りもなく、実験を行ったので簡単にまとめておきたい。

バグトラックでWAVE2炎天下ガチ評価

夕食を食べてから実験を始めた。実験を始める前の温度は、①テーブル上:32.0℃、②車外:30.6℃、③運転席:30.7℃、④ 吹き出し口:32.4℃。外気温と運転席がほぼ同じ温度なのは炎天下と異なる。

WAVE2の設定温度は22℃、風量は最強の「3」に設定した。

また、前回の炎天下実験の反省から、運転席に断熱用のシェードを導入した。あまり夜間の実験には影響は無いと思われる。

自作することも考えたが、ハイゼットトラック用のものを購入してしまった。

約30分後。①テーブル上:29.7℃、②車外:30.4℃、③運転席:30.2℃、④ 吹き出し口:27.4℃。炎天下と違ってスッと涼しくなった。ここで十分に効果があったのだが、このまま続けるとどうなるかを知りたかったので、そのままの条件で実験をつづけることにした。

約1時間後。①テーブル上:29.7℃、②車外:30.3℃、③運転席:29.9℃、④ 吹き出し口:25.8℃。風が当たるところでは寒いくらいになった。

これでは寒くて居られないので、WAVE2の設定温度を26℃、風量は最弱の「1」に変更した。

風量を「1」に落とした為、消費電力は307Wに低下した。

約1時間30分後。①テーブル上:29.3℃、②車外:30.2℃、③運転席:29.7℃、④ 吹き出し口:27.0℃。風量を「1」に落とした為に④吹き出し口の温度が上昇した。

WAVE2の吹出口温度は17.1℃まで下がっていたので、風量が少なくて周囲を冷やし切れていないと思われる。少し蒸し暑く感じたので、ここで風量を「3」に戻した。

約2時間後。①テーブル上:28.9℃、②車外:30.1℃、③運転席:29.3℃、④ 吹き出し口:26.0℃。安定して涼しくなったので、ここで実験を終了した。

以上の結果をまとめたのが、以下のグラフとなる。

1.車外気温は夜中にも関わらず30℃を超えていた(超熱帯夜)。

2.炎天下と異なり、運転席も車内の温度と同じくらいに冷える。逆に言えばカーテンの断熱効果があまり無いという事なので、炎天下に冷えない原因とも考えられる。

3.30分で快適な温度(26℃程度)にまで冷却された。WAVE2の冷却性能は十分だという事が分った。さらに車内の温度を均一に冷やす為には、扇風機などで空気を攪拌する必要がある。

4.コンプレッサーが停止して消費電力が落ちる事は無かったが、稼働時間にも関わるので、設定温度をどの程度にするのが良いかを今後実使用により見極めていきたい。

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