今日はいよいよ四国カルストに行くので、比較的早く起きた。昨晩は他に1~2台車中泊の車がいたようだ。まずは、朝の散歩に出た。
隈研吾設計の木造の橋は、まだ残されていた。
「雲の上ホテル」の跡地は、爽やかな朝に見ても、やはり痛々しくて寂しい。
300m程度道を上がった「太郎川公園」の向かい側には、トイレと茅葺民家の施設があった。ここも道の駅の一部ではあるそうなので、ここまで歩いて来れば24時間トイレを利用できるとのことだった。
茅葺民家は「農家レストランくさぶき」というところで、現在も営業をしている様子だった。
今日も「坂本龍馬脱藩の道」を歩いて、ADRIAに戻った。
朝食は珍しく食パンを焼いた。久しぶりに自宅にいるような朝食だ。
10時半に四国カルストに向けて「道の駅ゆすはら」を出発した。
「道の駅ゆすはら」のある国道197号線から四国カルストがある県道304号線に行くルートについてはかなり調べた。東の国道439号線と西の国道440号線は国道ではあるが道幅が狭くて走り難いとの情報があった。その結果、意外にも「東津野城川林道(東線)」という林道がオール2車線で走りやすく、観光バス等のメインルートとなっているとのことだった。以下の緑のルートが「東津野城川林道(東線)」だ。
「道の駅ゆすはら」から東に少し走って長いトンネルを抜けると、「東津野城川林道(東線)」へ入る分岐点(上図のK1)に着く。
左折すると直ぐに、目印の看板があった。この道で間違いないはずだ。
勾配はきついが、事前情報の通り2車線の走りやすい道だった。
やがて、大きな建物が見えてきた。
11時20分に「天狗高原」の「カルストテラス」に着いた。
大きな建物は「星ふるヴィレッジTENGU」で、2021年7月に全館リニューアルオープンしたホテルだった。今年度の営業はまだ開始されていないようで、各部屋から掃除機の音がして、営業準備中の模様だった。
四国カルストは、高知県と愛媛県に跨っているのだが、まさにこのホテルは県境に跨って建てられていた。
ノエルとリオンも異なる県にお座りさせて記念写真を撮った。
「星ふるヴィレッジTENGU」に隣接して、キャンプ場とキャビンがあった。
今年からトイレ棟が新設されたり、ウッドチップが撒かれたり、整備が進んでいるようだった。
「カルストテラス」の下にある広場に来てみた。ここも工事中で整備が進められているようだった。
さあ、いよいよ最終目的地の「姫鶴平キャンプ場」へ向けてADRIAを出そうと思ったところ、コンテナを2個載せた超大型車が、前後に誘導車を付けて通り過ぎて行った。トレーラーの後輪も方向が変えられる特殊車両だった。四国カルストのある県道304号線は、ところどころ1車線になる狭い道だと聞いていたが、こんな車両が通れるのであれば、ADRIAなんて楽々走れると安心した。
大型トレーラーに先導されて、道を進むと絶景が現れた。運が良いことに、ちょうど雲が切れて陽が射してきた。
ADRIAを路側に停めて、しばらく景色を眺めた。
しかし、標高1,500mの高原で風も強く、寒くてそうそう長居は出来ず、直ぐにADRIAに戻った。
この様な独特の景観の道を走った。
先程の大型トレーラーはこの風力発電機のメンテナンス用部材でも運んできたのであろう。こんな風力発電機で品質不良を出したらメーカーは即大赤字だろうなとか思いながら、横を通り過ぎた。
目的地の「姫鶴平キャンプ場」が見えてきた。
12時ちょうどに「姫鶴平キャンプ場」に着いた。『全国キャンプ場ガイドブック』の一番最初のページに載っていたキャンプ場として、このキャンプ場を知って以来、すっと来てみたいと思っていた。
雲が多いものの、この様な晴天の日に来れてラッキーだ。
この時はまだ、このキャンプ場を管理する「姫鶴荘」は営業していなかった。あと1~2週間後に営業開始とのことだった。
「姫鶴荘」は営業準備中だったが、トレーラーショップの「カルスト珈琲」は一足早く営業していた。
可愛いデザインだ。
綺麗な景色を見ながら、コーヒーをいただいた。
元々のキャンプ場は、この周辺だけであって、車の乗り入れは出来ない。
下にある広場が車を乗り入れられるキャンプ場となっていて、フリーサイトとなっている。トイレや水場が無いので、トイレは歩いて「姫鶴荘」のものを利用することになるそうだ。
「姫鶴荘」がまだ営業していなくても、ADRIAならどうにかなるのだが、明日は天気が崩れる予報であった。しかも、九州・四国地方全体に強風を伴う大雨の予報であったので、無理は出来ない。今回はキャンプすることは泣く泣く諦めた。その代わり、せめても昼食をADRIAの中で作って食べることにした。下のキャンプサイトに移動してADRIAを停めた。
車窓からの眺めは格別だった。
昼食と言っても、毎度お馴染みミートパスタだ。😅💦
すぐ目の前まで牧場なので、たまに黒牛の群れがやってくる。
こんな絶景を眺めながら、のんびりランチしてコーヒーを淹れて飲んだ。
また再びここに来る。
来た道を戻って、15時半くらいには「道の駅ゆすはら」に帰ってきた。早起きして運転で疲れ、しばらく昼寝してしまった。17時から「雲の上温泉」に入った。露天風呂からは夕焼けが観れて気持ちの良い温泉だった。
出典:道の駅公式ポータルサイト
もう一晩ここで車中泊して、明日梼原の「雲の上図書館」等を観光しようかと思ったのだが、トイレが無い道の駅では落ち着かないと言うので、次の目的地に移動することになった。既に暗くなっていたが、18時半に「道の駅ゆすはら」を出た。「道の駅にしとさ」でノエルとリオンに夕食を食べさせた。この道の駅は比較的小さな道の駅だったので、更に先に進むことにした。
結局「道の駅 四万十とおわ」に着いたのは20時だった。比較的大きな道の駅で、車中泊らしき車が数台いるようだった。
まだ、降り出してはいなかったが、明日から2~3日は雨が降る予報になっている。どうしたものか。