食べずには帰れない!土佐の「皿鉢料理」- 2023四国犬連れキャンピングカー旅(12日目)

高知での2日目の朝は早く目が覚めた。のんびりと朝食を食べた後、先日行った綺麗な温泉に朝風呂に行こうという事になった。

朝風呂と言っても、「土佐望月温泉 姫若子の湯」に着いたのは10時半くらいになってしまった。

日曜日の真っ昼間なので空いており、新しくて高規格の温泉だったので気持ちが良かった。風呂上りに高知県民のソウルドリンク「リーブル」に挑戦してみた。

風呂上りに、ラーメン屋にでも行こうと思ってADRIAで探し廻ったものの、日曜日でどこも大混雑していて駐車場にも入れなかったので、「天神橋パーキング」に戻ってADRIAで簡単に昼食を食べた。目の前の川にはお花見の屋形船も出ていて、のんびりムード。

午後からはノエルとリオンを連れて、高知の街をロング散歩に出掛けた。まずは、「はりまやばし」を目標に歩いた。商店街をのんびりと歩いて、30分程度で着いた。ここで折り返して戻ることにした。

「はりまやばし」の近くは水辺が整備されていた。

商店街を再び歩いて高知城の辺りまで戻って来ると、車道に露店が多く出ていた。これが「日曜市」なんだなと思ったが、もう既に終わりの雰囲気だった。

コーヒー豆店が店先に席を出していたので、ひと休みすることにした。

ついでに「龍馬ブレンド」というお勧めの豆を200g購入。

高知城の入口にやって来ると、地元の方が集まって将棋を指していた。

高知城の板垣退助像は、また午後になってしまった為、桂浜の坂本龍馬像と同じようにシルエットとなってしまった。

それでも何とか横に回り込み、露出調整して撮影できた。近くの子供が母親に「この人は、鳩使いのおじさん?」と尋ねていた。

高知城は建物の中はダメだが、お城の敷地の中で犬を歩かせることは許可されていた。階段を上って行くと、赤い灯籠が立つ広場があり、お花見客もいて賑わっていた。

高知城は、江戸時代以前に建造された天守が残る現存12天守の一つで、本丸の建物が全て残る唯一の城であり、天守と本丸御殿が現存する唯一の城だそうだ。

高知城の周りをぐるっと一周歩いて、16時半に「天神橋パーキング」帰って着た。ノエルとリオンは疲れたとも抱っこしてとも言わずに頑張って良く歩いた。

今日は18時に「土佐料理 司 高知本店」を予約してある。小さい頃に、今は無き渋谷の東急文化会館の裏手にあった「皿鉢料理」の店に何度か連れて行ってもらった事があった。その為、今回の四国の旅に出た時から、高知に行ったら是非本場の「皿鉢料理」を食べてみたいと思っていた。

後日調べて分かったのだが、渋谷の「皿鉢料理」の店は、「土佐料理 祢保希(ねぼけ)」という、「土佐料理 司」の支店であったようだ。現在も「土佐料理 祢保希」は銀座や日本橋等に出店している。昨日食べた「ひろめ市場」の「司食堂」も支店の一つだった。二日連続でお世話になったことになる。

ノエルとリオンに早目の夕飯を食べさせて、「はりまやばし」の近くにある「土佐料理 司 高知本店」まで再び歩いて行くことにした。店の外観は土佐漆喰の壁、黒い瓦の屋根など趣ある佇まいだった。

運転しないので、遠慮なくビールをいただく。

「皿鉢料理」の前に、鯨のベーコンを頼んだ。

「皿鉢料理」は注文してから提供されるまでに少し時間が掛かる。待つことしばし、ドド~ン!と大皿に盛られた「皿鉢料理」が運ばれてきた。大皿にいくつもの料理を豪快に盛り付ける「皿鉢料理」は土佐の食文化で、元々は神事の際にお供えされた食材を、最後にみんなで分かち合って食べていたことが起源になっているそうだ。これで二人前なので、四人前とかであればもっと豪快なのだろう。

鰹のたたき。これは、藁焼きというよりはザ・タタキという感じで上品だったが、昨晩食べた藁焼きの方が豪放で美味かった。目の前で藁焼きするのを見たからかもしれないが。

刺身。

どろめ。土佐珍味の片口いわしの稚魚だ。

ほたるいか。

鰹の煮物(だったかな?)

鰹の巻きずし。

鯖寿司。これも昨日食べたが、こちらの方が繊細で上品な味だった。これは、こちらの方が美味かった。

チャンバラ貝。土佐ではおなじみの貝だそうだ。

日本酒をグラスで。銘柄は残念ながら失念したが、旨口だった。

伊勢エビ。

この他にも、「青さのりの天ぷら」等々ぎっしりと盛られていて、途中で全部は食べられないかと思ったが、気が付けば完食。

大満足で店を出た。ごちそうさまでした。

この後は、〆のラーメンなど入る余裕はなく、「天神橋パーキング」までご機嫌さんに歩いて帰った。

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