7日目はすっかり風は弱まり、穏やかな朝となった。ADRIAのシェードを開けると、昨日と同様に噴火湾を臨むことが出来た。今日は積丹半島を時計回りに余市まで行く計画であったが、天気が良くない予報だったので、ニセコで様子見をすることにした。北海道は梅雨真っ最中だ。
設備が整っているので、少し清水を給水したり、グレータンクを排水するなどのメンテナンスをすることが出来た。
11時にチェックアウトして、すぐ近くにある「ハーベスター八雲」でランチを食べることにした。ADRIAは幸いなことに、迷惑にならないよう駐車場の一番奥に停めることが出来た。
テラス席はワンコもOK。お店の外から直接テラスに入る。
「ハーベスター八雲」は、ケンタッキーフライドチキンの試験農場としても活用されていたとのことなので、是非フライドチキンを食べたいと思っていた。
キャンプ場からの眺めとほぼ同じだが、直前が牧場になっていて開けているので、一層眺望が良い。
昨日よりも天気が良くなって、北海道らしい牧場の景色だった。
「ハーベスター八雲」のお隣にある「エルフィン 元山牧場牛乳」まで散歩することにした。
北海道はどこに行ってもソフトクリームが美味しいので、一日1回までと決めた。
ニセコに向かう途中で、是非立ち寄りたかった場所がある。「かにめし本舗かなや本店」
50年前に北海道を訪れた際には、函館から札幌まで鉄道で移動したので、恐らく長万部駅の駅弁として食べたに違いない。そんな思い出を大切にしてくれるこの仕掛けが嬉しい。
長万部からは噴火湾を離れて、函館本線に沿った国道5号線を北上した。「ニセコ町宮田ビューポイントパーキング」という駐車場があり、そこからは羊蹄山の裾野まで見ることが出来た。
さすが蝦夷富士。今晩からまた雨が降る予報なので、明日はこの姿を見ることは出来ないだろう。この姿をしっかり目に焼き付けておくことにしよう。
「道の駅ニセコビュープラザ」に立ち寄ってみた。
ネットの情報では、この道の駅は車中泊が禁止されたとのことだったが、本当だった。きっとマナー違反が多かったのだろう。
道の駅の向かいに新しいパン屋があったので、明日からのパンを購入した。
この時には、雲が掛からない羊蹄山を見ることが出来た。
この日は、「RVパーク倶知安」を予約した。このRVパークは2021年4月オープンと新しく、ダンプステーションがあるのが何よりも良い。実際に行ってみて分かったのだが、近くにスーパー、コンビニ、ホームセンターがありとても便利だった。「RVパーク倶知安」に着いた時には、頂に雲が掛かってしまったが羊蹄山を正面に見ることが出来た。
日帰り温泉は「京極温泉 京極ふれあい交流センター」がお勧めになっていたが、ニセコ駅を見たかったこともあり、「ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯」に行く事にした。ニセコ駅は山小屋風のカワイイ駅舎だった。
「ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯」はニセコ駅の停車場の跡地に作られている。
夕食は、長万部で買ってきた「かにめし」と「道の駅なないろ・ななえ」で買った野菜。その地の物を食べれるのが、キャンピングカー旅の楽しみだ。
また明日から天気が悪くなりそうだ。人間は雨でもそこそこ観光もできるので良いが、ノエルとリオンが散歩も出来なくなってしまうので、可哀そうでならない。