「島原城」の観光を終えて、「雲仙地獄」と「小浜温泉」に寄り、「道の駅長崎街道鈴田峠」まで移動した。
「雲仙地獄」に着いたのは16時半と遅くなってしまった上に、ガスが出ていて少し薄暗くなっていた。運良く「温泉神社」の隣の駐車場にADRIAを停めることが出来た。
噴気なのか霧なのか分からない状態になっていた。
地面が暖かくて気持ちが良いのか、猫が2匹丸くなって寝ていた。
「雲仙地獄」に接して新しいホテルが建っていたのだが、噴火口のこんな近くにあって大丈夫なのだろうか?
こんな殺伐とした景色の中でもミヤマキリシマが咲いていた。
霧で「雲仙地獄」の全体がよく解からないのだが、「休憩所」と呼ばれる少し高いところに上がってきた。
霧で真っ白だったが、ノエルとリオンの記念撮影。
「温泉たまご販売所」まで戻ってきたのだが、残念ながら温泉たまごの販売は既に終了してしまっていた。
「雲仙地獄」を出て道路に戻ったのだが、霧で方向感覚を失い、ADRIAを停めた駐車場への帰り道が分らなくなって焦ったものの、何とか無事に駐車場に戻ることが出来た。
近くのトイレに行ったところ「地獄蒸し温泉たまご販売所」という無人販売があり、本当にラッキーなことにラスト1個の温泉たまごを買うことが出来た。
30分程走ると「小浜温泉」の「小浜マリンパーク」に着いた。今までいた山の上は相変わらず雲の中だったが、海辺は晴れていて夕焼けになってきていた。
さすが、湧出量と湯温で日本一の放熱量を誇る温泉として知られる「小浜温泉」だけあって、あちこちから湯けむりが上がっており、公園にもこの様な温泉があった。
この温泉の裏側は、蒸し窯になっていて、無料で利用できるようになっていた。
向かいのお店でさつまいもを売っていたので、ひとつ注文したところ、蒸し窯から取り出してくれた。
この道の駅には日本一長い足湯があり、長さは105mあるそうだ。鹿児島の「道の駅たるみず」にも長い足湯があったが、長さは60mとのことだ。
スポーツの大会があるのか、合宿の季節なのだかわからないが、大勢の学生がいた。
ここが「味処湯処よしちょう」のようだ。
後で、日本三大ちゃんぽんの一つ「小浜ちゃんぽん」を食べに来たいと思う。
「YUASOBI」という源泉かけ流しの貸切温泉を見付けた。隣にある「オレンジ・ベイ」というホテルが手掛けているようで、新しい施設だった。ちょうど良いので、20時から貸切温泉を予約して帰った。露天風呂と内風呂があるとのことだったので、露天風呂の方を予約した。
この温泉の前には「海鮮市場蒸し釜や」というのがあった。
一旦、ADRIAへ戻り、ノエルとリオンに夕食を食べさせて、お風呂の道具を持って夕食を食べに出た。先ほど下見した「味処湯処よしちょう」に来てみるると、何ということでしょう、『本日貸切』となっていた。「小浜ちゃんぽん」の夢が消えた。
仕方が無いといっては失礼ながら、先ほど見つけた「海鮮市場蒸し釜や」へとやって来た。
ここで食材を選んで蒸し調理が出来るシステムになっていたが、貸切温泉の予約があるので、定食にしておくことにした。
私は「海鮮かき揚げ&刺身3種盛り定食」。
妻はエビフライが好きなのか「エビフライ定食」。
このお店にも学生とコーチと思われる人が多く来ていた。
予約をしていた、源泉かけ流しの貸切温泉「YUASOBI」にやって来たのだが、受付で妙なことを言われた。『今日は大潮なので、ちょっとだけ浴槽の中に波が入ってしまうかもしれません。』
『んっ??』どういうこと?意味が全然分からなかったので聞いてみたところ、そこに見えているのは内湯で、露天風呂は更に海に近いところにあるとのことで、今日は大潮で潮が満ちているので、波が高いと波が中に入ってしまうことがあるとの事だった。つまり、予約したのは以下の明るい貸切風呂ではなく。
こちらだったのだ。😰
露天風呂は堤防を越えたところにある階段を下ったところにあるとのことだ。既に内風呂は予約が一杯なので、内風呂に変更してもらうことも出来なかった。
恐る恐る入ってみると、こんな感じだった。暗くてよく解からないが、浴槽のすぐ向こうには消波ブロックがあり、海面は浴槽のお湯とほぼ同じくらいにあった。高い波が来ると、浴槽の中に波がドバっと入って来る。
大潮の時の昼間の様子はこんな感じらしい。満潮時は海面との差は20㎝となるように設計してあるそうだ。大迫力だ。この様なワイルドな温泉をよく建築許可されたものだ。インフィニティ温泉どころでは無い。海に浸かっているかのようだった。
それでもしばらくすると、波を被りながら温泉に浸かるのにも慣れてきた。1時間と時間が短いので少し忙しかったものの、良い経験をさせてもらえた。
ADRIAを停めた駐車場にはこの様な張り紙があった。『17時以降は駐車場として開放しており、仮眠等にご利用いただけますが、騒ぐな。』とあり、車中泊できそうな雰囲気だったのだが、「道の駅長崎街道鈴田峠」まで移動することにした。
21時半に「小浜温泉」を出発して、22時半には「道の駅長崎街道鈴田峠」到着した。寝る前に、「雲仙地獄」で運良く買うことができた温泉たまごを食べた。少し硫黄の香りがして美味かった。
【本日のまとめ】島原の「道の駅ひまわり」を出発して、「島原」、「雲仙地獄」、「小浜温泉」を経由して「道の駅長崎街道鈴田峠」まで100kmの移動となった。