今日はどう頑張っても一日中雨の予報なので、雲仙に登って「雲仙小地獄温泉」に入りに行くことにした。
昨晩から降り出した雨は、朝になっても振り続いていたので、ノエルとリオンはお散歩に出られずこの表情。
雨の止み間を見計らって散歩に出るも、「雲仙普賢岳」には雲が掛かって裾野しか見えない。
朝食はいつものヨーグルト。
昼になると少し雨が止んだタイミングがあったので散歩に出た。道の駅から海の方を臨むと、対岸は熊本市あたりか。先日まで対岸からこちらを見て喜んでいたかと思うと面白い。
この道の駅には1992年8月の土石流により被災した家屋を保存展示してあり、テント内に3棟、屋外に8棟の合計11棟の家屋を見ることができるようになっている。テント内を見る前に雨が激しくなって、慌ててADRIAへと逃げ帰った。
13時前に腹が減ってきたの「道の駅ひまわり」を出た。相変わらず、「雲仙普賢岳」は雲の中だった。
やって来たのは島原の街の中にある「六兵衛」と言うお店だ。「六兵衛」というのは島原地域に江戸時代から伝わる郷土料理だそうだ。飢饉の際に「六兵衛」という人が保存食用のさつまいもの粉末とつなぎとして山芋を合わせてうどん状にした料理を考案したのが始祖だそうだ。
ADRIAは横の駐車場に建物に沿わせて停めさせてもらった。
私は「丸天ろくべえ」、妻は「月見ろくべえ」を注文した。
「当店看板メニュー牛すじ煮込」とあったので、ひとつ頼んだ。
「丸天ろくべえ」
「月見ろくべえ」
「牛すじ煮込」さすが看板メニュー。美味かった。
これが「六兵衛」か。こんにゃくのような色で、食感は十割そばの角を丸めたような感じだった。初めての体験だったが、麺として美味しかった。
「六兵衛」を出て、「雲仙温泉」に向けて山を登り始めた。
雨風がどんどん激しくなってきた。
傾斜がきつい上に、霧も出てきた。
危険な感じさえしてきた。
峠を越えると少しマシになった。
途中で激狭道の罠にはまりそうになりつつも、なんとか無事に「小地獄温泉」に到着した。
しかし、車から出るのが躊躇われるような大雨だった。
「小地獄温泉」は硫黄の香りが強い白濁の温泉で、単純硫黄泉、PH4.3の弱酸性の温泉だ。また、源泉直下にあるため直接湧き出た温泉が注がれるという、貴重な温泉になっている。近くにある「青雲荘」の外湯として親しまれている。
なんとも風情溢れる館内だ。窓の向こう側に見える石垣の上が源泉になっているようだ。
女湯は貸し切り状態だったので、写真を撮らせてもらった。
硫黄の香りが強い白濁の温泉は、「別府温泉保養ランド」の泥湯に入って以来かもしれない。温度も熱い湯が苦手な私にもちょうど良いくらいに管理されていた。無加水でかけ流しと言うのだから貴重な温泉だ。大雨の中ここまでやって来て本当に良かった。
18時過ぎに「道の駅ひまわり」に再び戻ってきた。夕食はなぜか島原の街で買って帰ってきたモスバーガー。😅💦
現在でも既に雨風が強いのだが、雨雲レーダーによるとこれから「赤い豪雨」が近づいてくるようだ。この道の駅はまさに土石流被害のあったその場所なので、少し不安になった。
予報通り、夜中は雨音がうるさかった上に風も強くてADRIAが激しく揺れた。
【本日のまとめ】「道の駅ひまわり」から「雲仙温泉」まで、ぐるっと回って往復65kmの走行だった。