ノエルとリオンと一緒に恵山の登頂を目指す – 2024北海道 犬連れキャンピングカー旅(5日目)

少ない好天を活用して、今日はノエルとリオンと一緒に念願の函館恵山への登山をする。

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雨の予報が続く中で、今日は珍しく北海道全体で晴れ予報となった。この機会を逃さず、予てから訪問したいと思っていた恵山にノエルとリオンを連れて登山することにした。

早起きして朝の散歩に出た。「RVパーク緑園通」の名前の由来となる「緑園通り」を歩いてみることにした。

自転車専用道路と歩行者通路に分かれている綺麗な散歩道だった。

「RVパーク緑園通」の良いところはダンプと給水が可能なことで、あまり溜まっていなかったが、ブラックタンクとグレータンクをダンプして、給水もさせてもらった。今回は場所を取って邪魔になるかとも思ったが、カフェラテ好きな妻の強い要望によりネスプレッソマシーンを持ってきた。

サッとコーヒーを淹れて、9時過ぎに「RVパーク緑園通」を出発した。

今まで通った事がない「亀田半島」方面へと向かい、途中にあったセコマで食料を調達した。

途中、「旧戸井線のコンクリートアーチ橋」を見掛けた。

戸井線は、函館本線五稜郭駅から亀田郡の戸井駅までを結ぶ計画だった未成の鉄道路線だそうだ。タウシュベツ橋梁と同様にロマンがある。

また、「汐首」では、『北海道~本州最短の地 17.5km』という看板を見た。確かに「大間崎」をはっきりと臨む事が出来た。

11時少し前に「道の駅恵山」に着いた。

道の駅の隣には「恵山海浜公園キャンプ場」があり、下北半島を臨む絶景のキャンプ場だった。ただ、車の乗り入れが出来ないのと、ワンコNGであるのが残念だ。

良く晴れて、気持ちが良い海岸だった。本当ならここから恵山の頂が臨めるはずなのだが、恵山の半分から上が雲に隠れてしまっているのが、少し心配になった。

道の駅の駐車場にADRIAを停めて、セコマで買ってきたものでブランチにした。

「道の駅恵山」から道幅の狭い急坂を登って「火口原駐車場」に着いた。この駐車場は標高が約300mにあり、高さ618mの恵山山頂までは約300mの標高差を登れば良いことになる。海辺から618mの山頂までの登山ルートもいくつかあるようだった。駐車場には既に10台程度の車が停まっていた。

靴や雨具やポール等を準備して、12時ちょうどに登山開始。恵山は現在も噴気を上げる活火山で、山の中腹から上がっているのは噴気のようだが、今日のような日は霧と見分けがつかず危険な感じがする。駐車場から見ただけでも活火山の大迫力の姿に圧倒された。

出だしは緩やかなお散歩コースのような道だった。

人工的に作られた庭園のような景色だった。

背の低い植物と砂礫の配置が何とも綺麗だ。

緩やかな道を歩いて行くと、少しだけ太平洋が見えてきた。

ノエルとリオンが楽しそうに歩いて行くのがカワイイ。

大きな噴石と緑の植物と海の青色の対比が綺麗だ。

いよいよ「権現堂登山コース」が始まって、傾斜がきつくなり、落石に注意が必要だ。

急な岩場に取り付いて、一生懸命に登っていく。ノエルは脚が悪いのに、頑張っている姿に泣ける。よくここまで回復したものだ。

パッとキリが晴れて陽が射し、振り返ると、荒々しい岩石の先に太平洋と銚子岬が見えた。

しばらく登ると、様子が変わって、岩ばかりの景色になった。

噴火口の縁に出たようだ。頂上まで1,600mとの標識があった。

ここから先は、ガスの中に入っていくようだ。「道の駅恵山」から見た時に上半分が雲の中にあったのだが、いよいよその標高になったのだろう。

ここで、この先に進むかどうかしばらく考えた。たとえ無理して頂上に登ったとしてもガスは晴れないに違いない、濃霧で道に迷うリスクもあり、昨年のこともあるので、無理をしないでここで下山することに決めた。

下りる時は、ノエルとリオンはキャリーバックに入れた。

14時ちょうどに無事駐車場に戻って来れた。ガスが濃くなって、恵山の火口は全く見えなくなっていた。

登頂出来たら山頂で食べようと思っていたおにぎりをADRIAの中で食べた。

15時に「道の駅恵山」に再び戻ってきてひと休みすることにした。下はこんなに天気が良いのに、午前中に来た時と同様に恵山の上半分は雲に隠れていた。山頂からは、津軽海峡や下北半島も見えたに違いない。また今度、リベンジ登山することにしたい。

隣りの「恵山海浜公園キャンプ場」には、テントが二つ張られていた。芝生が綺麗で快適そうだ。

1時間ほど走って「南かやべ保養センター」にやってきた。ここは「ホテル函館ひろめ荘」とも言われているが、日帰り入浴にも対応してくれている。

ここの大浴場は「重曹泉」の内風呂の他、ジャグジーやサウナ、露天風呂を備えており、露天風呂のお湯は、乳白色の「自噴硫黄泉」で「重曹泉」「硫黄泉」ともに源泉かけ流しの天然温泉だった。「自噴硫黄泉」には低温と高温があり、非常に泉質が良かった。お勧めです。

コンビニに寄って、19時に「道の駅しかべ」に着いた。

道の駅からは夕日に「駒ヶ岳」を見ることが出来た。

春の九州旅の際に買ってきた「白玉醸造」の「白玉の露」を開けて、コンビニ飯で簡単に夕食を食べた。

登頂は出来なかったが、ノエルとリオンと共に火山を感じることができ、自噴硫黄泉の源泉かけ流しの温泉に浸かることができた充実した一日だった。

【本日のまとめ】函館から「道の駅しかべ」まで105kmの移動

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