桜島を一周して黒酢の郷桷志田を経て霧島へ – 2024九州 犬連れキャンピングカー旅(23日目)

やっと天気が回復したので、今日はいよいよ桜島を観光し、「森伊蔵酒造」、「黒酢の郷 桷志田」に立ち寄って、霧島へと向かうことにしよう。

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「道の駅たるみず」では、8時に起床、すぐに散歩に出た。左の方には綺麗な形をした「牛根大橋」は見えるものの、「桜島」は見えなかった。今日もダメだろうか?

9時になり道の駅が開いたので、朝食を買ってきた。地元のピーナツ豆腐と琵琶、そして焼きおにぎり。

11時頃になると、雲一つない青空とはいかないものの、陽が射してきた。今日は珍しく早い時間にスタートして、「桜島」の「有村溶岩展望所」にやって来た。ここは、1914年の大正大噴火で流出した溶岩上の約1kmの遊歩道だ。

ノエル&リオンと安山岩の溶岩との記念撮影。少し眩しかったかもしれないが、良い子にポーズを撮れました。

「桜島」はと言うと、少しガスり気味でクリアでない。

ノエルとリオンのお散歩には打って付けだった。昨日は散歩が不十分だったので、笑顔。

こら!リオン!ひとりだけ先に行ったらダメ!

大隅半島の眺め。

「桜島」に入って気になったのは、松の木がたくさん立ち枯れしていることだった。ざっくり1割くらいが被害を受けているような感じだ。原因は松くい虫とマツノマダラカミキリによる被害だそうだが、年々悪化しているようで心配だ。

引き続いて「桜島」の南側の道を走り、島の西にある「溶岩なぎさ遊歩道」にやって来た。ここは南国感あふれる公園が整備されていた。

鹿児島と桜島は4kmしか離れていない。地学的にはつい最近噴火した火山の近くにこの様な大きな都市があるのは珍しい。

鹿児島と桜島を結ぶ「桜島フェリー」の乗り場が近くにあり、フェリーが行き交うのが直ぐ近くに見えた。

「溶岩なぎさ遊歩道」と言うのが整備されていたので、ノエルとリオンを連れて少し歩いてみることにした。

真新しい溶岩と対岸の街の対比が面白い。

ノエルとリオンも記念撮影。

リオンはお座りして良い子に待つことが出来た。

「桜島」の北側の道路は狭いので、南側を通るより時間が掛かるのだが、島を一周したかったので、敢えて北側の道を通って、島の東側にある「黒神埋没鳥居」にやって来た。1914年の大正大噴火で一日にして埋まってしまった鳥居だというのはあまりにも有名だが、実際に訪れてみて驚いたのは中学校の直ぐとなり(と言うか一部)にあって、奥に見える渡り廊下は生徒が日常的に歩いていることだった。

念願の「桜島」一周を果たして次に向かったのは、「森伊蔵酒造」だ。説明不要な 焼酎の3M(森伊蔵・魔王・村尾)の『森伊蔵』の醸造元だ。「道の駅たるみず」から少し北に走った垂水市内にある。『森伊蔵』は全て予約販売なので、店頭で販売していない事は分かっていたのだが、どんなところで作られているのか実際に見てみたかった。

庭園のような中に赤い暖簾があった。

ちょうど店の方がいらして、中にお入り下さいと案内してくださった。ここは予約注文した『森伊蔵』を受けとる店舗だそうだ。

駐車場との間にはこの様な庭園がある。

どうぞ醸造所を見て行って下さいと言っていただいたので、敷地内を通らせていただいて、錦江湾側に面した醸造所を見せていただいた。

錦江湾の北側にある福山地区は、壺造り黒酢で有名だ。その中から今回は「桷志田(かくいだ)福山黒酢株式会社」を訪問することにした。鹿児島の壺造り黒酢は、屋外に並べた陶器の壺に、玄米、米麹、水のみを入れ、発酵と熟成を行う独特の製法が特徴なのだが、その陶器の壺がズラッと並んでいるを実際に見ることが出来た。

怖いくらいの面積に無数の壺が並べられ壮観だった。

ここには、黒酢レストラン「黒酢の郷 桷志田」が併設されていて、ここでランチを食べるのも目的のひとつだった。ゴールデンウイーク明けで空いていた。

窓からは錦江湾が見渡せた。

さっきまで居た「桜島」もぼんやりとだが見えた。

二人とも「黒酢スペシャルランチコース」からメインは迷わず「黒豚の黒酢酢豚」を選んだ。

まずは、季節の野菜と海鮮のムース」と、まるで食前酒のような「果物を漬け込んだ生フルーツ黒酢」。

「黒酢マリネ」、「黒酢ピクルス」等黒酢尽くしの小鉢。「桷志田 泉 スープ」は通常よりも長期熟成させた「桷志田 泉」という黒酢を使用している。

「黒豚の黒酢酢豚」。鹿児島産の黒豚に、長期熟成した黒酢を使った酢豚は何と言っても美味かった。

「ミニ高海老丼」。「高海老」というのは、枕崎で水揚げされ、水深400mで漁獲される希少な天然海老だそうだ。ぷりぷりとした車エビのような食感と甘海老がもつ甘みを兼ね備えている。普通のご飯から550円でこれに変更できるのだが、お得過ぎだ。美味かった。

ラストには黒酢のスイーツまで付いてくる。このコースは本当にコスパが良すぎだ。

その後は少しまとめて走って、17時半に今日の目的地である「道の駅霧島」に着いた。実際に到着してみると、思っていたのとは様子が違った。大型車6台、普通車244台停められるとの情報だったが、どう見ても普通車が数台しか停められない大きさだった。よくよく調べてみると、道の駅の駐車場スペースには、隣接する「霧島神話の里公園」の駐車場のスペースが含まれているようだった。だが実際には霧島神話の里公園」の駐車場は夜間閉鎖されるので、車中泊できる台数はレストラン裏の数台しかない。24時間のトイレもあるにはあるという感じで、最近には珍しいヤンチャなトイレだった。トイレの無いキャンピングカーでの車中泊はお勧めできない。山中で寂しい環境だったので、他に移動しようとも思ったが、「霧島神宮」には3kmと近いので、ここで頑張ることにした。

「道の駅霧島」から霊峰「高千穂峰」が見えた。

道の駅の近くに「さくらさくら温泉」という日帰り湯もやっている温泉があったので、暗くなる前にやって来た。

山の温泉旅館という感じで、多くのお客さんが来ているようだった。

旅館の夕食の時間だったので温泉は空いていて、貸し切りでゆっくりと寛いで温泉に浸ることが出来た。弱酸性の硫黄泉で、いいお湯でした。

【本日のまとめ】「道の駅たるみず」を出て「桜島」を一周し、「道の駅霧島」まで、移動距離は93kmと短かったが、霧島市からの道が険しくて疲れた。

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