日本百名城とされる岡城跡を堪能する – 2024九州 犬連れキャンピングカー旅(13日目)

今日は予てから行ってみたいと思っていた「岡城跡」を観光したいと思う。

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昨晩は「道の駅竹田」でお世話になったのだが、夜半にかなり激しい雨が降った。8時頃に目を覚ましたが、相変わらず小雨が降り続いていた。リオンも窓の外を覗いて、散歩に出られず残念そうだった。

雨が止んだ瞬間を見計らって散歩に出た。

濡れるのを少しでも防ぐために靴を履かせた。

慣れたので、最近は脱げなくなってきた。

昨晩コンビニで買って来たもので朝食。

旅に出てから約二週間が経って疲れが出たのか、はたまた何か悪いものを食べたのかは不明だが、ノエルとリオン二人ともが嘔吐した。一方、自分も昼夜の激しい寒暖差でカゼをひいたようで不調だ。目やにがひどくて目が開かなくなるという今までに経験したことが無い症状も出た。

昼過ぎに「道の駅竹田」を出発して、13時には「岡城跡」に着いた。幸いなことに雨は降っていなかったものの、いつ降り出してもおかしくないようだったので、ノエルとリオンはADRIAで留守番させることにした。そんな天気だったので駐車場はガラガラだった。

まず驚いたのは、切り立った崖の上に築かれた石垣だ。こんな城をどうやって攻めるのか!実戦的に築かれた城の迫力を感じざるを得ない。

ふと見ると、RVパーク smart をやっているようだった。昨晩、ここに宿泊することもできたようだ。しかし、大雨の中で古城の横でポツンと車中泊をするのは恐怖だ。

受付横の看板を見ると、高低差がある上にかなり広いようだ。

「岡城ARガイド時空散歩」なるアプリがあるとの事だったので、早速携帯にインストールした。

このアプリは、岡城の要所で音声ガイドをしてくれる無料アプリで、音声ガイドだけでなくAR(拡張現実)機能で城跡を紹介してくれるものだった。

要所にあるマーカーというものを読み取ると、ガイドが始まるようだ。

散策ルートに従って歩き始めると、溶結凝灰岩の崖が現れる。9万年以上前の阿蘇山の噴火による火砕流が固まった地層を近くを流れる河川が浸食して作った地形だそうだ。

緩やかな階段が整備された「大手門」へと向かう道を登っていく。

「大手門」の手前まで来ると、息が切れた。

「大手門」を抜けると、この断崖絶壁が待っている。50mはあるのではないのか。勢いよく攻め込んだら、崖から転落する。

柵も無くこの様な崖があるのが怖い。難攻不落の城であったことも納得が出来る。

一応注意書きがある。雨が激しい時には更に危険だろう。

断崖絶壁とは裏腹に、高台の上には平地が広がっている。しばらく進むと、「太鼓楼門」という石垣の前に出た。

「岡城ARガイド時空散歩」アプリで見てみると、この様に在りし日の「太鼓楼門」の姿が現れた。この様なツールがあれば、建物を再建したがごとくにイメージを掴み易い。

門を入ったところには、立派な鑑石があった。

そして、「本丸」の近くまで歩いてくると、「本丸御三階櫓」の石垣の前に来た。

「岡城ARガイド時空散歩」アプリで見てみると、この様な一部三階建ての「本丸御三階櫓」が現れた。

石垣の横の階段を上がると本丸に入れる。

源義経を迎える為に築城されたという伝説を持ち、戦国期は志賀氏、江戸時代には中川氏13代(280年間)の居城であった岡城は、1874年に藩置県によって廃城、取り壊しとなったそうだ。

西中仕切付近から見る「三の丸の高石垣」。

「二の丸跡」にある「滝廉太郎像」。言わずと知れた「荒城の月」の作曲者だ。

「荒城の月」を作詞したのは、仙台出身の土井晩翠だが、鶴ヶ城(会津若松城)を念頭に作詞したという。以前、鶴ヶ城を訪問した際に「荒城の月」の歌碑を見たことがある。

白河•大内宿•会津若松ツアー(その5)鶴ヶ城から渋川問屋

銅像の立つ「二の丸跡」を「岡城ARガイド時空散歩」アプリで見てみるとこの様な姿だった。

歩き疲れてきたので迷ったが、「西の丸」の方も見て廻ることにした。

かつての城主の居所も発掘調査で見つかっている。「中川民部屋敷跡」

岡城跡は滝廉太郎、土井晩翠の両氏が「荒城の月」を作った際は、如何なる思いだったのだろうかと感じ入るような城跡だった。15時半には「岡城跡」を後にした。

この後は「佐伯」に向かう予定なので、その少し手前にある「道の駅やよい」に向かうことにした。「岡城跡」を出て少し走ると、「道の駅原尻の滝」があったので、寄って行くことにした。

昼食を食べていなかったので、この道の駅のレストランで食べることにした。

郷土料理として「冠地鶏の親子丼」というのがお勧めだった。

観光名所の「原尻の滝」へは道の駅から歩いて行ける。

少し歩くと、観光ガイドブックで見たことがある滝が見えてきた。幅120m、落差20mだそうだ。

その手前に吊り橋が掛かっており、その名も「滝見橋」。

中央まで行けば滝を正面から見ることが出来そうだったが、記念写真だけ撮って渡るのはやめておいた。

ノエルは滝の音が怖くて抱っこ、リオンがこっちに来いと呼んでいる。

綺麗な柱状節理の崖がこれだけ幅広く出来ているのは、確かに珍しい。 この滝も9万年前に起きた阿蘇山の大噴火の大火砕流によってもたらされたものだそうだ。

しかし、少し人の手が入り過ぎているような気がする。

ノエルとリオンの良いお散歩になった。

今日は留守番が長かったので、お散歩出来てご機嫌だ。

帰り道、滝のすぐ近く辺りに店があった。

こちらの方が良かったかも。

この後はドラッグストアに寄って、19時半頃に「道の駅やよい」に辿り着いた。

【本日のまとめ】「道の駅竹田」から「道の駅やよい」まで、67kmの移動。

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