「ゴンドーシャロレー・オートキャンプ場」を後にして、すぐ近くにある有名な「黒川温泉」へと向かった。
「ゴンドーシャロレー・オートキャンプ場」から「黒川温泉」までは4km程度しか離れておらず、10分も掛からず温泉に到着した。
国道442号線を右折して温泉街へと入って行った。事前に調べたところでは温泉の手前にキャンピングカーも楽々停められるような大きな新駐車場があるとの事だったので安心して進んで行ったが、すぐにすれ違うのが困難なほど狭い道となってしまった。対向車が来るたびにバックして何とか進んで、第4駐車場まで進んだが、あるはずの駐車場は無く、工事現場のような雰囲気の場所に出た。おまけに現場の人達に睨まれたので、仕方ないので方向転換して元の道を引き返すことにした。
国道442号線を数百メートル戻ると、探していた「黒川温泉新駐車場」があった。事前に調べていた通りに、大型バスも停められる大きな駐車場だった。
反対側にも駐車スペースがあり、この日はゴールデンウイーク前の平日だったのでガラガラだ。
トイレの前は観光バスのじゃまになりそうだったので、ガラガラのエリアにADRIAを移動して、ノエルとリオンを連れて黒川温泉の散策に出掛けた。
黒川温泉の入口から更に数百メートル歩くと、「風の舎」と言う旅館組合事務所があった。
ここは「黒川温泉」全体の案内所のような役割を果たしているようだった。「黒川温泉」は温泉街全体で統一感のある景観を作り上げ、また「露天風呂めぐり」の「入湯手形」というものを作って、色々な温泉に入れるような仕組みを作り上げた。「黒川温泉」があたかもひとつの温泉というような考えだ。この取り組みが次第に知られるようになり、全国区の温泉地として評判になった。
ここで、「入湯手形」を購入した。この「入湯手形」は1,500円で、有効期限は6ヶ月間、3ヶ所の温泉に入ることが出来るものだった。うち、1ヶ所分はお土産物や温泉街での飲食に利用できる。温泉を利用すると、スタンプを押してくれるので、この「入湯手形」自身が記念品になるよう工夫されていた。
この「入湯手形」と合わせて、全部で30ある旅館のどこが日帰り温泉を実施しているのかが分かるマップを貰った。入浴時間が記載されたリストは毎日更新されるそうだ。
車も通れないような迷路のような細い道を、地図を片手に散策するのは楽しかった。
黒川温泉らしい景観を眺め。
足湯の中を覗き、散策を楽しんだ。
ちょうど昼時だったので、こちらでひと休み。
名物の馬肉メンチカツは残念ながら売り切れだった。
そこで、馬肉コロッケを注文。
注文してから揚げてくれるくれたので、美味かった。
それと、「いきなり団子」。小麦粉を練って伸ばした生地で、厚さ1センチ位の輪切りにしたさつまいもと粒あんを包んだものを蒸した、昔ながらの熊本の郷土菓子だ。餡子好きの妻だけでなく、ノエルとリオンも喜んだ。
裏山が綺麗な建物は「山の宿 新明館」という洞窟風呂で有名な老舗旅館だった。
洞窟風呂というのは面白そうだと思ったが、この日の日帰り入浴は15時までだったので間に合わなかった。
この日は陽射しが強い日で暑かったのと、駐車場までの帰り道が上り坂であったので、「黒川温泉新駐車場」まで戻るのは大変だった。
さて、今日はどの温泉に入ることにするか?この駐車場から黒川温泉の中心にある温泉に行って戻って来るのは大変なので、少し離れた国道442号線とやまなみハイウェーの交差点近くにある「瀬の本高原ホテル」の温泉に行こうという事になった。景色の良い露天風呂だという事で、明るいうちに温泉にやって来た。
露天風呂からもほとんどこの様に阿蘇五岳を臨むことが出来た。目の前は牧場で赤牛の親子がのんびりと草を食むのを見ることが出来た。
温泉から上がって、ノエルとリオンを連れてホテルの周辺の遊歩道を散歩した。
夕焼けで阿蘇五岳が美しかったので、記念写真を撮った。
『お釈迦様が寝た姿だ。』とか話をしていたところ、何を思ったか、リオンが寝ころび出した。リオンはこういうところが面白い。
【本日のまとめ】ゴンドーシャロレーと黒川温泉、瀬の本高原ホテルは近いので、一日の移動距離は17kmだった。