「ゴンドーシャロレー・オートキャンプ場」での朝、本当に幸運なことに、雲海を見ることが出来た。『雲海が見れる阿蘇のキャンプ場』というのが「ゴンドーシャロレー」の謳い文句ではあるが、雲海を見れる日というのは僅かだそうだ。
日の出時間に合わせて、頑張って5時半に起きた。ズボンと上着を重ね着して、外に飛び出た。目の前には、この雲海が広がっていた。
西の方向、小国の方だと思うが、海の中に浮かぶ数多くの小島の如く、山の頂が見えた。
東の方向、阿蘇五岳の方向は、高岳と中岳に朝日が当たり赤い山肌を見せていた。
西の方は多くの小島のような景色。
東の方は、阿蘇高岳と中岳がドドーンとした景色。
カメラ2台を抱えて、写真を撮りまくった。少しの間にも色合いと雲海の様子が変わっていくので面白い。
やがて、空の青味が増してきた。中央の雲は気流によってできた雲のようで、雲が早く流れていた。
ギザギザした形の阿蘇根子岳もはっきりと見えてきた。
チェアを置いて、コーヒーを淹れ、変わりゆく朝の絶景をずっと眺めていた。
そうこうするうちに雲海の雲が近くに押し寄せてきて、景色が見えなくなってしまったので、ADRIAの中に戻ることにした。
外気温は7℃だった。このキャンプ場に予約の電話を入れた際に真っ先に、防寒着を持ってますかと聞かれたのはもっともだ。
7時半くらいになると、ノエルとリオンも起きたのでキャンプ場内を散策してみることにした。標高900m以上あるキャンプ場では、八重桜が満開だった。
キャンプ場全体は広大過ぎて歩けないので、「公園エリア」という一部のサイトだけを見て歩く。
今回利用したサイトのひとつ下にあるEサイトだ。ここになると阿蘇の景色は見えにくくなってしまうが、芝生が超綺麗だ。
Eサイトとほぼ同じ高さにあるフリーサイトのMサイトはこんな感じで、まだ雲海を見ることが出来た。
更に下にあるFサイトは、最早庭園の趣があった。
こんな綺麗な芝生に車を乗り入れて、テントを張っても良いのか?驚くばかりだ。
こちらは、林間サイトとなるIサイト。
こちらは、その隣のHサイトだ。サイト毎に変化に富んでいる。
11時にチェックアウトなので、自分のサイトに戻ってきて、少し気忙しく朝食の準備を始めた。
TPUドアが大活躍だ。ぬくぬくで、景色を眺められるのは最高だ。これがしたかったんです。😅
木漏れ日がなんとも綺麗だった。
アイロンストーブも暖房と湯沸かしに活躍。というか、ほとんど飾りか。💦
テントの中では、ノエルもリオンもまったり。
早起きして眠いのか。
テントとキャンプ道具の撤収に時間が掛かるので、あまりゆっくりは出来なかったが、フレンチトーストとベーコンで朝食。
昨晩に続いて、「マルチグリドル・オーバル・リッド」が活躍した。やはり、深さが無いこの形が使い易いのかもしれない。
マアマア上手に出来たと自己満足。😅
片付けと撤収をして、11時のチェックアウト時間に間に合わせることが出来た。この時間になると、すっかり雲海は消え、スッキリとした景色になっていた。
「阿蘇五岳」もまさに「涅槃像」の如くに、スッキリと臨む事が出来た。
「ゴンドーシャロレー」また来ます。