道後温泉での朝は、予報通りに雨が降っていた。今日はあまり天気が良くない予報だったので、ゆっくりと起きて、朝の散歩ついでに「道後温泉駐車場」の近くにある評判の良いパン屋に朝食を買いに行くことにした。
ノエルとリオンにはレインコートを着せて、長靴のように見える靴を履かせた。
評判の良いパン屋というのは、「ユノマチベーカリー」だ。「道後温泉駐車場」の入口のすぐ近くにある。
買物を待つ姿が可愛い。
美味しそうなパンが沢山並んでいた。
ADRIAに戻ってコーヒー淹れて朝食にした。どのパンも美味しかった。しかも値段もリーゾナブル。
13時過ぎには雨が上がってきたので、ノエルとリオンを留守番させて温泉街の散歩に出た。
商店街の入口にある「一六茶寮」の店頭に「道後温泉本館」の正面側の写真が掲示板されていたが、やはりここから見る「道後温泉本館」の姿の方が威厳がある。保存修繕工事が終わったら再訪したいと思う。
「道後 魚武」でランチを食べることにした。
入口にあった「魚武名物道後天丼」の看板にやけに惹かれた。
昨晩美味しかったので「道後ビール ケルシュ 坊っちゃんビール」を再び注文した。
ランチ限定の「道後天丼」
松山のソウルフード「鍋焼きうどん」。知らなかったのだが、「鍋焼きうどん」は本当に松山のソウルフードだったようで、その後、あちこちのお店でメニューに見かけた。土鍋ではなく、この様なアルミの鍋で提供されることが多いようだった。それにしても、この年季の入ったアルミ鍋、滋味深い味わいがした。
「魚武」の向かいに「木彫人形 花心」という木彫りの人形屋があった。愛媛の伝統工芸でもある『伊予一刀彫』の専門店だ。雛人形や五月人形など可愛らしい人形だった。
このお店で、八幡浜のミカンジュースをお土産として発送した。
薄日がさしてきたので、15時過ぎからノエルとリオンと連れて散歩へ出掛けた。道後から松山の街までは片道3km程度で歩いて行けそうなので、ロング散歩をすることにした。
「道後温泉駐車場」の階段を降りて行くと、国指定重要文化財「伊佐爾波神社 楼門」への参道に出た。
松山城の方向を目指して、裏道や大通りを適当に歩いていると、大きな「六時屋本店」の前に出た。
ようやく「松山城ロープウェイのりば」の前にやって来た。明日は朝から天気が良さそうなので、明日松山城を観光することにしたい。この近所にADRIAを停められるような駐車場もありそうだ。
「大街道」の入口まで来たので、そろそろ引き返そうと思ったが、ノエルとリオンはまだ元気そうだったのでもう少し進むことにした。
この交差点に宇和島鯛めしの「かどや大街道店」があった。
「大街道」は独特な雰囲気だった。平日だったが結構人出も多かった。
「大街道」を抜けた辺りで、さすがに疲れてきたので引き返すことにした。夜の飲食街を通り過ぎた辺りで、「←秋山兄弟生誕地」という看板を見かけた。「秋山兄弟」と言えば、昨日「松山鯛めし秋嘉 道後店」で飲んだ日本酒の名前だったので、お酒に関した場所なのかと思って見に行ってみることにした。
すると、スーツ姿の方がいたく感激して中を覗いていた。
自分の無知さ加減にあきれ果てた。『坂の上の雲』までは知っていたが、本も読んでなかったし、NHKも見ていなかったので、その主人公である、松山の偉人「秋山兄弟」までは知らなかった。U-NEXTで全13話を観る事が出来るようなので、これを機会にぜひ観てみようと思う。
昨日散歩した「道後公園」まで帰ってきた。もう少しだ。
今日は往復で6kmくらいは歩いたが、ノエルとリオンも頑張って全部歩き通した。四国の旅に出てからよく散歩をするので、体力が付いてきたようだ。
18時過ぎにやっと「道後温泉駐車場」に帰ってきた。なんとなく黄砂で空が黄色いような。。。
ノエルとリオンに夕食を食べさせて、自分たちも夕食を食べに出た。
「道後温泉別館 飛鳥乃湯」は派手派手にライトアップされていた。
「道後温泉別館 飛鳥乃湯」の向かい辺りにある「瀬戸内料理 金兵衛」という店に決めた。
瀬戸内の郷土料理全般を出す店だった。
刺身は地元産のお醤油でいただく。
今治焼鳥
伊予牛のくわ焼き
ADRIAに戻ってコーヒーを淹れ、デザートに今日散歩していて見つけた「六時屋タルト」を食べた。
22時から温泉に行くことにした。有難いことに23時まで営業している。道後温泉には、「本館」「椿の湯」「飛鳥乃湯」という3つのお湯がある。歴史を味わう、「本館」。ゆっくりと楽しめて地元の人も多いという、「椿の湯」。本館には無い露天風呂がある新しい「飛鳥乃湯」という位置付けになるらしい。
「本館」は次回の楽しみに取っておくことにして、今日は「飛鳥乃湯」に入ることにした。「飛鳥乃湯」は新しく作られたものだが、「本館」と同じ、全国でも珍しい加温も加水もしていない源泉かけ流しの温泉に入ることが出来る。18本の源泉から汲み上げられる源泉は、20度から55度の温度で、源泉と源泉をブレンドすることで42度程度の適温にしており、加温や加水もしていないという奇跡のような温泉だ。
内風呂も露天風呂も御影石を贅沢に使用した温泉を貸し切りでゆっくりと楽しむことが出来た。