宇和島城観光そして宇和島鯛めしを堪能した – 2023四国犬連れキャンピングカー旅(20日目)

昨晩お世話になった「道の駅津島やすらぎの里」を出発して、11時過ぎに、すぐ近くにある「道の駅うわじま」に着いた。この道の駅の正式名称は「道の駅みなとオアシス宇和島きさいや広場」と言う。道の駅の名前は、どうしてこう長いのか?

フェリー乗り場が隣接している。

この道の駅は、港に面した場所にあり、宇和島の街からも近く、周囲に飲食店もあるような便利な立地だった。

道の駅の周囲を少しだけ見て回ったあと、「宇和島城」までは歩ける距離だという事が分ったので、ノエルとリオンの散歩がてら、宇和島の街と「宇和島城」の観光に出掛けることにした。まずは、予讃線の宇和島駅に向かって歩き、商店街を通り「宇和島城」に向かって歩いた。商店街を歩いていると「珈琲亭TAO」という美味しそうなコーヒー店を見つけた。

コーヒー豆の販売もしていたので、ブレンドを200g買った。

「宇和島城」は1601年に築城の名手と名高い藤堂高虎により築かれ、その後、宇和島伊達家9代の居城となった。天守は1666年頃に伊達2代藩主により建て替えられ現在まで残っている、貴重なとのこと。因みに、先日行った高知城も「現存12天守」の一つだ。天守閣にはペットは入れない無いが、城山に登るのは許可されていた。

城山登山口から坂道を上がって行くと、石垣が現れてくる。

広場のようなところを過ぎると、階段が始まる。

ノエルとリオンは元気に登って行く。

天守閣が見えてきたこの辺りからは階段が急になってきたので、ノエルとリオンに引っ張られつつ、休み休み登った。

ここを登り切ると、本丸石垣の上に天守閣全体を見ることが出来た。

天守台の石垣は「切込接ぎ」と呼ばれる精巧なものだった。全く隙間が無い。

藤の花と天守閣。

天守閣から臨む宇和島港の景色。手前の高速道路の先に道の駅が見える。

帰り道は暑くて少ししんどかったが、14時頃には道の駅に戻ってきた。ノエルとリオンも頑張って全部歩き通した。

道の駅の一番奥にあるフードコート「郷土料理 食のひろば」で昼飯を食べることにした。11時頃には大勢の人で賑わっていたが、この時間は落ち着いていた。

ちゃんぽんというと、白濁した豚骨系スープが特徴の長崎ちゃんぽんが有名だが、宇和島にもちゃんぽんがあるらしい。という事で、「宇和島ちゃんぽん」をやっている「かどや」に決めた。

釜揚げしらす丼

「宇和島ちゃんぽん」は鶏ガラ・魚介系スープのようで、あっさりした透明系のスープだった。麺は長崎に似て太目で、野菜が多め。60年以上続く当時の味だそうだ。昔ながらの優しい味わいだった。

この道の駅にはロイズの通年販売店がある。伊達秀宗を藩祖とする宇和島市と仙台伊達家による開拓でその礎を築いた北海道当別町は、伊達家がつないだ縁により交流を深め、ロイズの工場がある北海道当別町と宇和島市は姉妹都市となっているそうだ。

昨年北海道のロイズで食べたソフトクリーム、バエる~!と写真を撮ったつもりが、「ここのソフトクリーム美味いんよ。」と買いに来たおじさんが背景に写り込んで、主役を乗っ取られてしまった。

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道の駅から先ほど登った「宇和島城」が見えた。宇和島の街のシンボルだな。

陽射しは強かったが、風はカラッとして涼しかったので、しばらくADRIAの中で昼寝をして過ごした。

愛媛県の郷土グルメに「鯛めし」があるが、調べてみたところ、「松山鯛めし」と「宇和島鯛めし」があるとのことだ。松山鯛めし」は米と一緒に鯛を姿のまま炊き込んで作る。また、「宇和島鯛めし」は鯛の刺身をタレに漬け、ごはんにのせて食べるものだそうだ。愛媛に来たからには是非それを食べ比べてみたいと思っていた。そこで、今日は宇和島駅前に本店がある「かどや駅前本店」に行くことにした。

18時半に「道の駅うわじま」を出発して、宇和島駅の方向に向かった。

「かどや駅前本店」の裏には駐車場があり、ADRIAはじゃまにならないように一番奥に停めた。「かどや」は1955年宇和島駅前通りの小さな食堂から始まり、現在は数多くの飲食店グループとなっている。「かどや駅前本店」はその源流ともいえる店舗だ。この様な創業の地の店舗をなるべく訪問するようにしたいと思っている。

「宇和島鯛めし」「じゃこ天」など、宇和島の地の魚を使った郷土料理をはじめ、一品料理、御膳料理、地酒があった。

今日はノンアルで我慢だ。

「宇和島城天守閣」に再会。

珍しかったので、貝好きな家内が「真珠貝柱のバター焼き」を注文した。

お昼ご飯が遅かったので、家内はシンプルに「宇和島鯛めし」を注文した。

私は鯛めしを含む宇和島の郷土料理を一度に楽しむことが出来る「伊達御膳」を頼んだ。

「じゃこ天焼き」愛媛県沿岸とれる小魚をすり潰し平らにして揚げたもの

「ふくめん」鮮やかな色合いの郷土のお祝い料理で、千切りにしたこんにゃくを覆い隠すように、四色のそぼろが盛りつけられている。

食べるときは、この様に混ぜ合わせて食べるそうだ。

「丸ずし」と「たこみがらし」。みがらしというのは酢味噌のことで、ウツボのみがらしというのも有名らしい。

そして、いよいよ「宇和島鯛めし」。

まずは、新鮮な鯛の切り身を生卵が入ったタレに絡める。

そのまま熱いご飯にかけていただく。

「さつまめし」温かいご飯に冷たいだし汁をかけて食べる郷土料理で、だし汁に地元産の鯛と麦味噌を使うところが特長とのこと。

ADRIAに戻ると、いつものようにリオンが怒っていた。

大大満足で「かどや駅前本店」を出発した。あまり暗くなってからは走りたく無いのだが、「道の駅やはたはま」に向かうことにした。

21時に「道の駅やはたはま」に着いた。街中の比較的賑やかな場所にある道の駅だった。

そうそう。この道の駅には「どーや食堂」という有名な食堂があるんだったな。明日が楽しみだ。

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