今日は昨年に続いて「栂池自然園」に行く予定だ。昨年訪問した際に、非常に紅葉が美しかったが、その前日にカメラを破損してしまって、カメラで撮影することが出来なかったことが心残りだったからだ。昨年訪問したのは10月の初旬だったのだが、今回は10月の中旬になったのが少し気に掛かる。
朝食を食べているうちに、白馬岳が雪を頂いた姿をはっきりと見せてくれた。このままの天候だったら、三段紅葉が拝めるかと期待が膨らんだ。
朝食はいつものホットサンドと、養命酒のカフェで買ってきたパン。
昨年出発が遅くなってしまった反省から、今回は9時前に「白馬倉下の湯カーステイパーク」を出発した。また、昨年は昼飯を持って行くのを忘れてひもじい思いをしたので、今回は忘れないようにコンビニでお弁当を購入した。皆考える事は同じで、おにぎりとパンはほぼ売り切れの状態で選択の余地は無かった。栂池に向かう道すがらも快晴で、今年も絶景が期待できそうだ。
時間が早かった為か、昨年は入場を断られた第一駐車場に停めることが出来た。有料だが歩かなくて済むので有難い。
昨年は全然紅葉していなかったゴンドラ周辺の木々も色付き始めていた。
ゴンドラの上部は黄色に色付いてちょうど見頃を迎えていた。たった2週間の差で随分と変わるものだ。
11時前には「栂池ヒュッテ」の前から散策をスタートした。少し雲が掛かってきていた。
昨年よりも人は少ない感じだった。
霧が掛かっているが、陽の当たったところは浮き出して一層美しかった。
白樺はすっかり落葉していた。
「楠川」でひと休み。他に人影は無くひっそりとしていた。昨日慌てて購入したポールは快適で、腕の疲れはあるものの膝や大腿筋への負担を大きく減らせることが解かった。何よりバランスを崩した際に支えられるので安心だ。
「モウセン池」まで着いた。天気は曇りがちだった。ここまで来れば、「展望湿原」までもう少しだ。
「展望湿原」に着いた時には、残念ながらガスっていて、白馬岳はおろか近くの山も見えない状態だった。それでも「展望湿原」にはベンチに座り切れないほどたくさんの人が、お弁当を食べながらガスが晴れるのを待っていた。
少し経つとガスが切れて、白馬岳は見れなかったものの、「小蓮華山」が姿を現した。「展望湿原」で待っていた人達は「わ~」と言って一斉に写真を撮っていた。しかし、雲が切れたのはこれが最後で、この後は遠くの景色を見ることは出来なかった。
ランチはコンビニで買ってきたおにぎりとたまごサラダパン。こうした景色の中で食べるお弁当はなんとも美味しい。コーヒーを淹れるのは諦めたが、タンブラーにお気に入りのコーヒーを淹れて持ってきた。
この後は、ずっと雲が垂れ込める中、「ヤセ屋根」と呼ばれる急な階段を下って、スタート地点の「栂池ヒュッテ」に戻ることにした。この「ヤセ屋根」は昨年最も紅葉が奇麗だと感じたところだった。
「ヤセ屋根」は幅の狭い急な階段が続くので、景色に見とれていると転落しそうになるので注意が必要だ。夕日に照らされた紅葉も美しいが、霧に包まれた紅葉は幻想的で素晴らしかった。
中でもこの景色はどうだろうか。昨年とは全く違った景色を見せてくれた。
途中の「浮島湿原」での景色。
15時少し過ぎには「栂池ヒュッテ」に戻ってきた。
ゴンドラに乗るのに少し待たされたりしたが、16時にはADRIAに戻ってきた。ノエルとリオンがお待ちかねだったので、疲れていたが、そのまま散歩に出掛けた。ペンション街やスキー場を散歩した。栂池は営業を止めたホテルやペンションが多くて、往時の賑わいを知っている身としては少し寂しい気持ちになった。
今晩はどうしようかと迷ったが、ゆっくりと温泉にも入れるので、もう一晩「白馬倉下の湯カーステイパーク」でお世話になることにした。運が良いことに空いていた。
ノエルとリオンに夕食を食べさせて、まずは温泉にのんびりと入った。夕食はコンビニおでん。最近はコンビニで袋入りのものが売っている。
それに、家から持ってきたチルドの餃子を入れたところ、うまい具合にスープ餃子になった。
疲れている時は、こんなメニューが楽で良い。