「霧多布岬キャンプ」の駐車場で、無事朝を迎えることが出来た。相変わらず霧で真っ白。雨も結構激しく降っていて、風も強かった。
しかも、降雨状況を調べると、なんでここだけ~?!と言いたくなるような状態だった。
天気予報でも良くなる見込みが全然無いので、朝食も食べずに霧多布岬を離れることにした。「霧多布岬キャンプ場」のテント泊の人たちも無事だったようだ。こんな悪天候を乗り切ってキャンプをした充実感は凄かったのではないだろうか。ただ、風が強すぎて、一人では煽られて撤収が出来ないので、近所の人が集まって協力して撤収作業をしているようだった。
「霧多布岬キャンプ場」は霧の中にうっすらと見えていた。
霧多布岬灯台を観てみようと駐車場に行ってみたが、結局どこに灯台があるのかさえ分からなかった。
「霧多布岬」は全部を次回の宿題とすることにして、8時過ぎには霧多布岬を後にした。屈斜路湖を目指すのだが、今日は一日中雨の予報なので、「道の駅摩周温泉」を目的地にした。途中のコンビニでサンドイッチを買って、それを頬張りながらひたすらに走った。
目的地の20km程手前で、「虹別オートキャンプ場」という看板を見掛けたので、参考までに覗いてみた。綺麗なセンターハウスで、奥の方にキャンピングカーも停まっている感じだった。調べてみると、少しお高いが、キャンピングカー用のパワーサイトというのがあり、AC電源、個別上下水道があるサイトがあるそうだ。ペットも可で、ダンプステーションもあり、近くにダム湖もあるようだ。
10時半くらいには、「道の駅摩周温泉」に着いた。雨宿りをしているキャンピングカーが多くて、道の駅は混雑していた。釧路川の対岸に広い駐車場があることに気が付いたので、そちらに行ってみることにした。「水郷公園」という水や自然とふれあう親水公園だった。
雨が降っていたが、ノエルとリオンが可哀そうだったので、散歩させることにした。しょうぶかあやめか判らないが、「水郷公園」らしい花が咲いていた。
慣れたのか、レインコートと靴をうまいこと着ている。しかし、どことなくリオンは怒っているようにも見えた。
ノエルは可愛くトコトコ歩いている。
リオンは木道の上から水中花?を見ていた。
雨の中だったが、少しは気分転換になっただろうか。
「道の駅摩周温泉」に来たら、是非食べたいと思っていたのが、ここ「つじや食堂」のスープカレーだった。ちょうど昼食時になったので、ノエルとリオンを留守番させて食べに出掛けた。
雨が激しく降ってはいたが、さすが人気店だけあって満席だった。
雑貨店を兼ねているようなので、待ち時間に店内を見て廻った。「つじや食堂」がこの様な雑貨店をしているとは知らなかった。とてもこだわりのあるセレクトで、この店内を見るだけでも見応えがある。レアなキャンプ道具等も置いてあった。
店内を見ていたので、アッという間に順番が回ってきた。「野菜カレー」が食べたいと思っていたが、残念ながらこの日はお休みだった。「チキンカレー」と「南インド風カレー」を注文した。
ふと、隣の席を見ると、あの岩城滉一氏がスタッフの方数人を連れて、コーヒーを飲まれていた。YouTubeで北海道に移住するとか話されていたが、本当なんだなと思った。カッコ良すぎだった。しばらくすると、でかいピックアップトラックに乗って帰って行った。
チキンカレーが来た。ほろほろになるまで煮込んだチキンに、道産野菜が添えられたスープカレーだった。スープカレーはどうやって食べたら良いのか?ライスに掛けるのか?ライスをスープに浸けるのか?交互に食べるのか?
食器や店内の装飾が非常にこだわりがあって、本当にセンスが良い。
店を出ると、雨が小降りになっていた。この後は、ネットフリックスを見たりしてのんびり過ごした。
ただ、天気予報を見ると、北海道以外は猛暑なのに、北海道だけは大雨になる予報となっていた。「水郷公園」は周囲の住宅地から10m程度低い構造になっていた。釧路川と繋がってもいるので、いざという時には「水郷公園」は駐車場を含めて遊水池になるに違いない。寝ている間に浸水するのは怖いので、寝る前に「道の駅摩周温泉」の駐車場にADRIAを移動させた。