「達古武オートキャンプ場」での朝、一瞬陽が射すことはあったが、相変わらず曇りがちの天気だった。給水とダンプ、充電をしてADRIAは10日ぶりのリセットをした。
達古武湖は水質の変化によりヒシが一面に繁茂していると聞いていたが、確かにほぼ一面が覆われている。湖の対岸辺りから釧路川に繋がっているので、そこに向かって、カヌーやカヤックの水路のようなものが出来ていた。
天気が良くなくてゆっくりとキャンプすることは出来なかったが、また今度ゆっくりと来てみたい。「達古武オートキャンプ場」をチェックアウトして、まずは「道の駅厚岸グルメパーク」に寄ることにした。1時間程度で厚岸湾が見えてきた。
程なく「道の駅厚岸グルメパーク」に着いた。
ここのレストランは道の駅の賞を何年も連続で取っているとの事なので、厚岸名産の牡蠣や、魚介を是非食べてみたいと思う。ちょうど12時頃だったので駐車場は満杯で、少し離れた第2駐車場的な駐車場に停めた。
後ろをオーバーハングさせて、枠に納めた。(少し当たっている?)
2階にある「炭焼 炙屋」に行く事にしたのだが、昼飯時で混雑していて1時間ほど待たされた。この「魚介市場」で買ったものを店内の炭火で焼くことができる。
ウニやホッケ、ホッキ、ホタテなど、ここまでに美味いものをたくさん食べてきたので、見る目が厳しくなっている。
魚貝だけでなく、肉等も種類が多くあった。
花咲ガニはこの辺りの名物で、各所のスーパーマーケットでもよく見かけたので、食べてみることにした。
富良野産のとうもろこしがあった。皮ごと焼くのが良いとのことだったので、トライすることにした。
ここに来たからには、「カキえもん」は外せない。
皮ごと焼いたとうもろこしは、どの程度焼けば良いのか分からなかったが、程よく焼くことが出来た。皮ごと焼くことで、蒸されたような効果があるのかもしれない。
花咲ガニは剥いて甲羅に詰めてくれているので、食べやすかった。
厚岸産のあさりの酒蒸しは鉄鍋で出てくる。
北海道のスーパーでよく見かける「こまい」を食べてみた。お店の人にタラの様な味ですよと言われたが、アッサリとして美味しかった。
お昼を食べて、ノエルとリオンのお散歩タイム。この道の駅にはドッグランもあった。見晴らしの良いドッグラン日本一ではないかと思った。
見晴らしの良い公園に遊具があったので、記念写真を撮ってはみたが。
なかなか同時にカワイイ顔にならない。それでも、だいぶ頑張った。
さすがに、一人だけでこの遊具に乗ることは出来ず。
ノエルとリオンも満足したので、厚岸大橋を渡って、いよいよ今日の目的地「霧多布岬」に向かう。
途中、路肩に展望エリアがあったので、停まってみた。
海から絶壁が立ち上がって、その上に平地が続いていた。独特な地形をしている。
また少し進むと今度は「琵琶瀬展望台」というところに着いた。
北側には、霧多布湿原が広がっており、川が蛇行している。右の方に見えるのは、琵琶瀬湾だということだ。
展望台から東の方を見ると、先ほどから続く平坦な地形が続いている。
かたや南側をを見ると、断崖絶壁の先に太平洋が広がっている。複雑な地形をしている。
「六花の森」で見た「ハマナス」が自生していた。
霧多布の街を抜けて再び高台に登ると、「霧多布岬キャンプ場」に着いた。
絶景のキャンプ場に着いたという感動よりも、雲行きがおかしいのが心配になった。キャンプ場の駐車場の様子を確認して、すぐに「浜中町ふれあい交流・保養センター 霧多布温泉ゆうゆ」に行く事にした。浜中町はルパン三世の原作者であるモンキーパンチの生まれ故郷とのことで、ルパン三世押しの温泉だった。この温泉の近くにある浜中町役場もこの温泉施設も大変立派で、浜中町が豊な町であることが良く分かった。
心配していた通り、温泉を上がった頃には濃霧で真っ白になっていた。風も強くなってきたので、ますます心配になってきた。
先ほど来た時には車中泊と思われる車が沢山いたが、2台だけしかいなくなっていた。ふきっさらしの岬の先端で車中泊するのは心細い。既に「霧多布岬キャンプ場」には人がいるのかいないのか確認する以前に、そこにキャンプ場があるとは思えない状態になっていた。
風の音がゴーゴーとうるさくなってきた。
こんな霧の日は、またまたボロネーゼパスタ💦