「らーめん一平」で昼食を食べた後は、喜多方の「日中線しだれ桜並木」を観光することにした。「日中線しだれ桜並木」というのは、正確には「国鉄日中線跡しだれ桜並木」で、旧国鉄日中線跡地の一部に約1,000本のしだれ桜が植えられた約3kmの遊歩道のことだ。
国鉄日中線は喜多方駅と熱塩駅を結んでいた全長12kmの単線で、一日2往復しか走っていなかったので、「日中走らぬ日中線」とか「日中は走りま線」とか揶揄されていたそうだが、1984年に全線廃止となった。
駐車場は「喜多方商業高校跡地臨時観光駐車場」という大きな駐車場があるとのことだったので行ってみた。平日だったのでその大きな駐車場はガラガラだったのだが、大きい車は近くの「押切川公園体育館駐車場」に停めることなっているので、そちらに行ってくれと言われた。
「こんなに大きな駐車場ならば、ADRIAが停まっても全然影響はないだろうに。」と怪訝に思ったが、ケンカしても仕方ないので、指定された「押切川公園体育館駐車場」に行く事にした。実際に行ってみると、大型バスやマイクロバスも停められるような立派な駐車場で、「臨時駐車場」は500円掛かるが、こちらの「押切川公園体育館駐車場」はなんと無料だった。結果オーライだ。
「押切川公園」は良く手入れされた美しい公園だった。ノエルとリオンも大喜びだ。
つくしが怖いくらいに生えていた。
ノエルは初めて近くでカモを見て、固まった。
この公園にもしだれ桜が何本かあったが、開花直前という感じ。
その代わりに、ハクレンがちょうど満開になっていた。
満開になっているのだが、花弁が一枚も下に落ちていない。まさに今日、満開になったに違いない。
こんなに大きなハクレンが一斉に満開になっている。これほど立派なハクレンは見たことが無い。
「押切川公園」を出て数分歩くと、「日中線しだれ桜並木」と思われるところに着いた。こちらのしだれ桜もあと数日という状態だった。
鉄道ファンに親しまれたSLが一部残された昔の線路に展示されていて、ここが線路の跡地であることがよく解かる。
ん~。惜しいな。あと少し。
開花している枝もある。満開になったら、さぞ奇麗なことだろう。
この後は、喜多方市の中心市街地として栄えた小田付地区を車の中から観光した。小田付地区は定期市で賑わい、豊富な伏流水を利用して酒・味噌・醤油の醸造業が発展したとのこと。土蔵が並ぶ特徴的な歴史的風致により、重要伝統的建造物群保存地区となっている。
喜多方を後にして、ADRIAの旅で初めての山形県に入り、「道の駅米沢」に向かった。