「白樺高原国際スキー場」での2日目の朝です。昨日よりのんびりスタートで、起きたのは9時前くらいだった。昨晩少し雪が降ったようで、駐車場はまた一面真っ白になっていた。ノエルとリオンは今日も朝から元気いっぱいだ。
朝食はさらに簡単に、家から持ってきたミニクロワッサンとヨーグルトといつものコーヒー。
リオンは今散歩に行っていた駐車場が気になるようで、窓からずっと外を見ている。
それでも昨日よりは手際よく、11時半にはゲレンデにやってきた。今日は5回だけゴンドラに乗ろうと決めて回数券を買うことにした。(回数券と言っても昔と違い、5回分のデータをICカードに入れてもらうのだが。)
ゴンドラに乗ると、昨日降った雪によってできた霧氷で木々がとても美しかった。
慌ててゴンドラの窓から写真を撮った。よく見ると、左の雪山は「車山高原スキー場」だ。
反対側の窓からは女神湖が見える。
女神湖をよく見ると、何か幾何学模様が描かれているが、何だろうか?
ゴンドラを降りると、スキー場全体の案内図がある。こじんまりとしたスキー場だ。昨日の内にクロカン&チャレンジコース以外は全て制覇してしまった。
恋人の聖地の看板は半分雪に埋もれている。
3本滑って早くもランチ休憩。平日なのでレストハウスも空いている。ゲレンデにも見える範囲に2人しかいない。レストハウスで休憩中に編み物をしているご婦人がいた。子供連れが1家族とあとは我々と同年代のグループが数組いるだけだった。若いころに、「今日は天気が良いし暇だからスキーでもするか、というようなことを言ってみたいよな。」と友達と話したことを、ふと思い出した。
監視カメラで確認すると、ノエルはいつもの場所で帰りを待っている。気温は20.6℃で問題なし。
リオンも最近甘えん坊になって、いつものようにテーブルの上で帰りを待っている。寝ていてくれたら、安心なのだが。
残りの2本をサッと滑って、14時にはADRIAに戻った。スキーウェアのまま散歩に連れ出した。
今日も雪遊びを満喫した。
今日までは天気が良いのだが、明日は東京や千葉でも警報級の大雪になるという予報だった。早く出発して少なくとも「談合坂SA」には着いておきたいと思っていたので、15時には駐車場を出発した。
駐車場を出る時に、裏手の坂道にチャレンジしてみることにした。駐車場にも緩い傾斜があるが、さらに傾斜がある。誰もいない道でFFキャンピングカーの雪道走行性能を確認しておきたい。
坂道の途中で止まってみたところ、スタックして動かなくなった。坂道の下までバックで戻って、途中で止まらずに一定速度で走ったところ、坂を登り切ってカーブを曲がり、無事上の道に出ることが出来た。シャーベットではなくて圧雪であったとしても、途中で止まると、この程度の坂も登れないということが良く分かった。
夏場に何度か来たことがある女神湖の周囲の道を一周してみることにした。すると、女神湖の上をポルシェやBMWやベンツ等の高級スポーツカーがドリフト走行を楽しんでいた。車が乗っても大丈夫なほどしっかりと氷結しているとは驚いた。と共に、なんで高級スポーツカーばかりなんだと不思議に思った。
あとから調べたところ、「女神湖氷上ドライブ」というものだそうで、凍った湖の上での走行体験が雪道ドライブの訓練にもなり、地元の警察や企業の講習会にも利用されているとのことだ。今年は1月14日から2月13日の1ヶ月間だけ行われている。料金は1日20台までで、平日33万円、土日休日・休前日49.5万円らしい。どうりで高級スポーツカーばかりなはずだ。
女神湖の周囲の道は夏場は涼しげな道だが、圧雪道となっていた。途中で止まるとスタックしそうだったので、写真も撮らずに一定速度で走行した。
しばらく進んで日向になったところの道端で、数頭の鹿を見かけた。奈良公園の鹿とは違って角が立派だ。
「ホテルアンビエント蓼科」のテラスレストランは冬場は休業しているようだ。
雪が無いところでADRIAを停めて、女神湖越しに蓼科山を撮影した。
氷上をポルシェとオープンカーのBMWが走っていた。スキー場から見えた女神湖の幾何学模様は、この車の通る除雪された部分だとこの時に気が付いた。
この後傾斜がきつい雪の積もった坂道が現れたので、加速して勢いをつけて走ったところ、なんとか登りきることが出来た。
「女神湖」を後にして、「白樺湖」まで降りてきた。
「すずらんの湯」で温泉に入った。「すずらんの湯」を出たのは18時前になってしまったので、諏訪湖でうなぎを食べるのは諦めて、「談合坂SA」を目指した。
途中、「双葉SA」で夕食とノエルとリオンの散歩。
22時には「談合坂SA」に着くことが出来た。明日は東京や千葉でも警報級の大雪になるという予報だが大丈夫だろうか? 11時までに幕張メッセに着くことはできるのだろうか?