海のすぐ近くのとても居心地の良い公園だったので、今日は移動しないでこのままこの「道の駅上天草」で連泊することに決めた。そして、キャンピングカーならではの環境で、ここ天草でしか食べられないお刺身をいただいた。
「道の駅上天草」での朝、今日は5月4日で道の駅は混雑するだろうと思っていたので、8時に起きて道の駅の隣の公園にADRIAを移動させ、昨日駐車した場所と同じところに停めた。
この公園は「宮津海遊公園」と言って、道の駅から道一本挟んで隣接している公園だ。
ノエルとリオンを連れて散歩に出た。
陽射しは強いが、風は涼しくて本当に気持ちが良かった。
朝から良い子に記念撮影出来ました。
ADRIAの中からの景色もこんな感じで、キャンピングカーならではの海岸にいるような景色だった。
あまりにも気持ちが良かったので、この時点で今日はこのままここに留まることに決めた。
阿蘇の「たておか豆腐店」で買ってきた「とうふプリン」で朝食。
見ていると、釣り船が行ったり来たりしていた。
昼前から道の駅に買い物に行った。
農産物の売場は賑わっていた。
屋外のテントで、100%のフルーツジュースを売っていた。
天草ぶんたんを3個も使っていて350円とは破格の安さだ。
お昼と晩に食べる用にご飯もの、お土産の黒糖、天草どら焼を買ってきた。
昼メシは軽く道の駅で買ってきたお寿司で済ませた。
ADRIAを停めた場所から歩いて行けるところに「マルケイ鮮魚」という魚屋があったので様子を見に行った。このお店は食堂もやっていて、人気店のようで行列が出来ていた。
店内には大きな生け簀があった。
天草の名産である伊勢海老の生け簀もあった。
店の前で大きな鯛の神経締めを見せていた。腕の良い魚屋であると見た。
今日は奮発して刺身を食うことに決めた。「伊勢海老」1尾と「車海老」4尾、「サザエ」2個とお勧めの魚で刺身の盛合せを作ってもらうようにお願いした。お勧めの魚は店の前の生け簀に入れてある「オオメダイ」を勧められたので、そのお勧めに従った。後から調べてみると、捕れる量が少ないため出荷も少なく知名度は低いのだが、真鯛よりも高い値が付く正真正銘の高級魚なのだそうだ。食堂が終わってひと段落する17時に取りに行くということでお願いした。
その後も、ADRIAの中からのんびりと海の景色を眺めて過ごした。
目の前の黄色い屋根の建物が「マルケイ鮮魚」で、右上の丘の上の建物が「スパ・タラソ天草」という温泉だ。
リオンが退屈そうだったので、みんなで散歩に出掛けた。
雲一つない晴天になった。
公園の何気ない雑草も綺麗だった。
リオンはお座りして待てました。
海の近くまで降りてみたが、意外と水が澄んでいた。
半島に隠れて見えないと思っていたが、よく見ると、半島の上に「雲仙普賢岳」が見えた。
上天草から出ている観光船か。
道の駅の周囲を大回りで歩いて、道の駅に戻ってひと休み。
天草は車海老の産地でもあるので、道の駅に車海老のオブジェがあったが、リアルで少し怖い。
散歩から戻って、みんなで昼寝した。もはやリゾートホテルだ。
17時になるとだいぶ陽が傾いてきて、周囲に沢山停まっていた車もいつの間にかいなくなっていた。
「マルケイ鮮魚」に刺身を受取りに行った。大皿にラップして作り置いてくれた。『転ぶなよ~!転ぶなよ~!』と声掛けしながら、ADRIAに戻ってきた。
落ち着いて食べるために、少し早いが、先にノエルとリオンに夕食を食べさせた。
「マルケイ鮮魚」にお願いした刺身盛合せはこんな豪勢に作ってくれた。二人で食べきれるだろうかと心配になるくらいだった。
「伊勢海老」は弾力があり甘くてねっとりしていて美味しかった。「車海老」もさすがに名産地だけあって、ぷりぷりとして甘かった。
「オオメダイ」は淡白なのに上品な脂がのっていて本当に美味しかった。皮は湯引きされて、一部皮を残してくれているところもあり、色々な食べ合せが出来たのも良かった。希少な魚をいただけて感動した。
「サザエ」も肝は湯通ししてくれていて、コリコリとした身と合わせて食べると何とも言えない味わいだ。
醤油は地元の少し甘めの「肥後菊」というのを合わせて買ってきた。
海を間近に眺めながら、のんびりとお刺身を食べていると、空が赤く染まり出した。
夕陽目当ての人もちらほらと集まってきていた。
美味しい料理を食べながら、夕陽を見ることが出来た。
ゴールデンウイークのどこに行っても混雑するような日に、一日中のんびりと過ごし、愛犬と一緒に、こんな海辺で夕陽を見ながら、その土地の美味しいものを食べれるというのは、キャンピングカー旅ならではのことだ。
これだから、犬連れキャンピングカー旅はやめられない。