今日は、2016年の震災からの復旧を遂げた「阿蘇神社」に参拝した後、ADRIAのユーティリティをリセットする為、昨年も訪問した「RVパーク高千穂」に行くことにした。
昨晩は風雨が激しかったが、8時に目を覚ますと昨日とは打って変わっての晴天になった。
ノエルとリオンを連れて、阿蘇駅周辺の散歩に出掛けた。
阿蘇駅の前のベンチにくまモンのダルマがあった。
このベンチから見た中岳。山に登るのは今日にしておいた方が良かったかなと、少し後悔するほど良い天気だった。
線路に沿って歩いていると、美味い具合に列車が通った。
朝食は「道の駅あそ望の郷くぎの」で買ったいちごとヨーグルト。
質の良いいちごが自宅近くで買うのに比べて半額程度で売っているので、よく登場する。
のんびりと道の駅で過ごして、11時過ぎに「阿蘇神社」に着いた。神社直前の有料駐車場にはADRIAは停めてはいけないとのことで、少し離れた「阿蘇神社第3駐車場」を案内された。こちらは広くて、無料だった。
少し離れていると言っても、大して離れてはいなかった。ノエルとリオンも連れて行くことにした。震災で倒壊した重要文化財の「楼門」が立派に復旧されていた。
「楼門」が復旧したのは、2023年の12月で、2025年の2月には全ての震災復旧工事が完了したとのことだ。
「参拝所」で交代交代でお参りをした。
お参りをしてからは、一旦ノエルとリオンはADRIAでお留守番してもらって、神社の近くの「たておか豆腐店」に昼食を食べに来た。
隣りに駐車場もあった。
隣りにある店舗で手作りしているお豆腐を味わって欲しいとの思いで始められたお店だそうだ。
二人とも「とうふ御膳」を注文した。揚げ豆腐、ざるどうふ、その他小鉢と盛り沢山で、1,500円とはお得だ。
帰りに、しそどうふ、生あげ、とうふプリンを購入した。
地元「佐賀の大豆」を使っている。
とうふ料理とは言え、品数が多くて腹いっぱいになって店を出た。その後、少し街中を歩いていると、「旧女学校跡」という看板を見つけた。何かで見たことがあるかはっきりしなかったが、入ってみることにした。
入った途端に、レトロな雰囲気のある建物が現れた。何かで見た事があるぞ。
この建物は元々は、神山エツさんという人が開校した裁縫女学院「神山学院」だったそうだ。1977年に閉校し、その後は裁縫工場となり、2000年に閉鎖され廃屋になっていた。これを、2005年に木下英夫さんと奥さんの菊子さんが購入し、補修工事を行ない、骨董店「古和」、流しソーメンと白玉の店「湧水かんざらしの店・結」は始めたそうだ。その後、そのコンセプトに共感した店舗がいくつか誕生したとのことだ。
まずは「アアンティークTOMMY’S」。
昔の木造の廊下で、歩くと、ぎしっぎしっとなるのが良い。
昔の教室を活用した大きな店舗だった。
フランス雑貨とカフェ「Tien Tien(ティアンティアン)」も校舎を活用した建物のようだ。
往時の雰囲気を上手く残している。
ランチメニューはこんな感じ。
米粉を使ったシフォンケーキが特徴の「komeko」というお店。
そして一番奥にあったのは、かつての校長室を使ったという、「旧女学校跡」で最初に出来た「湧水かんざらしの店・結」だ。
店内に湧き水が引き込まれていて、独特な雰囲気を醸し出している。
名物の「かんざらし」を頼んだ。
この雰囲気でいただく「かんざらし」は最高だった。
調べてそのお店を訪問するのも良いが、偶然に良いお店に出会うのはもっと楽しい。
14時半に「阿蘇神社」を出発して「高千穂」に向かった。国道265号線を進むと直ぐに急勾配とグニャグニャ道になり、絶景が広がった。
後から知ったのだが、「根子岳」の北側の「箱石峠」というところだった。
遠回りになってもそのまま国道を進めば良かったのだが、途中でナビに従って最短距離の県道に入ってしまったようで、大変な山道がずっと続いた。その為、途中で睡魔に襲われ、路肩の駐車スペースで30分ほど仮眠を取ることになってしまった。それでも何とか熊本県と宮崎県の県境にあるループ橋を越え、高千穂に入った。
16時15分に無事「RVパーク高千穂」に着くことが出来た。
ダンプと給水が目的ではあるが、このRVパークに来たのは、隣接する「高千穂鶏の炭火焼吾平店」に今年も行きたいと思ったからだ。
人気店なので18時からの席を予約しておいた。
RVパーク側の席に案内された。この七輪が美味しさの秘訣である。
迷わず、「高千穂鶏の炭火焼」を二人前頼んだ。
「宮崎牛」を追加で注文。
2回目なので自分達で焼くことにしたのだが、鶏の焼き加減が難しく、最初は焼き過ぎて炭のようになってしまった。しかし、すぐにコツを掴んで美味しくいただくことが出来た。弾力のある鶏肉だが、少し長めに火を入れれば柔らかくなることも分かった。
大変美味しかった。
お酒も飲めて、すぐにADRIAに帰ることが出来るというのは最高だ。
【本日のまとめ】「阿蘇神社」から「高千穂」までたったの57kmなのだが、道が険しく遠く感じた。