モーターホームの設備について考える

モーターホームの〇〇について考えるシーリーズの第四弾で、電気、水道以外の設備について考えてみる。

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今乗っているADRIAのカタログで現状の設備について確認する。まずはADRIAの特徴である大きなサンルーフだが、アクリル二重窓で開閉が出来、メッシュと断熱スクリーンも付いているという優れものとなってる。サービスエリアで両側の窓が開けられない時などは、上部から光が採れて非常に便利な設備ではあるが、夏場などは逆に光が入り過ぎて暑くて仕方ないので、ほぼ閉めっぱなしになっている。従って、無くても良いのではないかと思う。

次は、DUCATOベースキャンピングカーの特徴である回転式のシートだが、これははっきり言って要らない機能だろうと思う。この機能によって5~6人でゆったり食事ができるという振れ込みではあるが、基本的に二人旅なので、ほとんど使った事が無い。同じキャンプ場で3泊くらいする時に助手席を回転して寛いだことが何度かある程度だ。運転席は回転させてしまうと、運転時の設定が崩れてしまって調節が面倒なので回転させたことが無い。

次は、ダイネット周りの設備について確認する。ここには、①ガスコンロ(3口)、②シンク、③混合水栓、④3Way冷蔵庫(100V、12V、LPガス)、➄電子レンジ、⑥換気扇と、多くの設備がある。

①ガスコンロは大中小と3口ある。大きなガラスの蓋が付いており、これが遮熱板の役割をしていて、アクリル窓が過熱しないような作りになっている。3口もあるコンロだが、あまり有効活用していなかった。キッチンの上に色々と物を置いてしまうことが多いので、それらをどかして大きな蓋を開けるのが面倒くさくて、実際にはガラスの蓋の上に愛用のST-310やタフ丸ジュニアを載せて使うことが多かった。従って、電子レンジが設置されていることを前提にして、固定式のガスコンロは無くても良いように思う。

②シンクは、洗面台を兼ねることになるので、やや大きめの物が必要だと思う。

③水栓はシンプルに水用のものと、瞬間湯沸かし器からの温水用の2つに分かれていても不便では無いと思う。

④冷蔵庫は難しいが、コンプレッサー式の100V又は12Vの電気式が良いと思う。現状のADRIAには80リットルのDOMETIC社製の冷蔵庫が付いているが、LPガスで稼働させることが多い。コンプレッサー式と比較して冷えるまでに時間が掛かるのがデメリットだが、かなり省エネであるのが良いところだ。80リットルの容量で何とか1ヶ月程度の長旅にも耐えられるが、もう少し容量が大きい方が望ましい。以下のようなADRIA TWINに設置されている138リットルのDOMETIC社製冷蔵庫が理想ではあるが、いくら探しても一般には販売されていないようだった。BtoBでキャンピングカービルダーにしか販売していないのではないかと思われる。

一層のこと、100V仕様の家庭用小型冷蔵庫でも良いのではないかと思う。12V仕様と比較して消費電力も遜色は無いし、冷凍と冷蔵が分かれているのは望ましい。霜取りが不要なのも便利だと思う。

➄電子レンジは必須だ。現状のADRIAでは、引出をひとつ取り外してそのスペースに設置してもらっている。偶然に幅がシンデレラフィットしている。

⑥現在使っているADRIAの換気扇は音がうるさい上に換気性能が微妙なので、マックスファンの方が良いのではないかと思われる。前後2個装着したら効果絶大だと思う。

こんなシェードも必要だろう。

トイレについては、水洗式と無水式ではそれぞれ長短があって難しいところではあるが、だいぶ無水式も進化してきたので、無水式を選択しようと思う。

トイファクトリーが日本総代理店となって「クレサナ」を販売し始めたことが大きい。パックするサイズが大中小と選べるようで、問題だったランニングコストが若干改善されるようだ。

上のように既存の水洗式の置き換えでも、床に直接設置することも可能となっているらしい。ただ、凝固剤で固めるとは言え、可燃ゴミで出す事に抵抗は残る。道の駅でゴミを引き受けてもらうことを考えると、申し訳なさすぎる。

最後に是非とも欲しい設備がある。日本に輸入される全てのADRIAにはどの段階で取り付けるのかは不明だが、アラウンドビューモニターが装備されている。これが付いていたので、大きなADRIAもなんとか運用出来ているように思う。車を上から見たような映像により常時監視することができる。精度も良く、狭いところで駐車する際には大変に重宝してきた。英国のCAMOS社「360°OMNIVUE」という製品のようなのだが、残念なことに日本での取り扱いが無いので、同じ製品は手に入らないようだ。

ただ、大型車用として同じような製品はAmazonでも手に入りそうなので、是非欲しい装備ではある。

 

先日ダイハツの販売店を訪問した際に向かいにあったトヨタに寄って話しを聞いたところでは、ハイエースやタウンエース等と同様に、現在コースターは受注停止中だそうだ。また、コースターをメンテナンスできる販売店は限られているとのことだった。

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“モーターホームの設備について考える” への2件の返信

  1. ブログ楽しく拝見しています。
    我家もトイプー3頭を飼っていて、そのうちの1頭がレッグペルテスになり手術をしたのですが、トムオオタケさんのブログを読んで大変参考になり手術に踏み切れました。今では元気に走り回っています。ありがとうございました。
    自己紹介ですが、大分に住んでいるキャンピングカー乗りで夫婦でワンコ3頭と一緒に旅をしています。
    キャンピングカー歴は30年位で最初にコースター、ハイエース、アドリアコーラル、レガードネオプラスと乗り継いで、いまはコースターベースでワンオフで制作中です。アドリアは海ほたるPAでミッションエラーが出てレッカーされ、デルタリンクのディーラーに預けたのですが色々有って乗り続ける事をあきらめ、修理中にyacoに有った見込み発注のレガートネオプラスを購入し色々手を加え乗っていましたが乗り心地が許容出来ず、最初に乗ったコースターに戻る事にし、有名ビルダーのコースターを見て回りましたが、大人二人がゆっくり寝れる。ワンコのトイレスペースが取れる。トランクルームが広い。の条件を満足する市販車は無く(価格も高く納期が長い。取引条件も購入者不利等等)
    そのような事でYouTubeで和歌山県でコースターをワンオフで作ってくれるビルダーを紹介していたのを思い出し、問い合わせた所、私のプランで作成出来、新車の在庫も有るとの事で1月に契約し現在制作中です。
    昨日も妻と犬3頭を連れてステップワゴンで2泊3日の車中泊で、途中経過の確認と打ち合わせに行って来ましたが希望通りの間取り、設備で制作できていました。完成は1月後位でしょうか?
    トムオオタケさんが、コースターがご希望でしたら一度検討されてはいかがでしょうか?
    希望はキャンピングカー要件を満たせばほとんど聞いてくれます。
    ただ手作業でのワンオフですから有名メーカーのような豪華さは有りません。
    YouTubeはjaddy OSAKAさんが動画をあげています。
    社長や作業員さんはフレンドリーで職人にありがちな気難しさも有りません。
    駐車場に観音開きのビックバンコースターが有ったので職人さんにもう決まっているのと聞いたらまだのようと言ってました。
    ビルダーはOCS株式会社(大谷自動車)です。
    すでにご存じでしたらごめんなさい。
    追伸:製作途中の私の車はいつ見て頂いても構いません。

    1. コメントありがとうございます。レッグペルテスの記事がお役に立てたようで嬉しいです。
      最近「アンチノール+」というサプリメントをかかりつけの動物病院で勧められて飲み始めたのですが、股関節の動きが更に改善して滑らかになってきたように思います。
      キャンピングカー歴がすごいですね。色々と教えていただけると幸いです。
      デュカトのミッションは怖いですよね。時限爆弾を抱えている感じです。
      jaddy OSAKAさんのYouTube動画は見たことがあります。
      そのビルダーが和歌山のOCS株式会社(大谷自動車)さんだったのですね。
      やはり、自分の想い通りの仕様にしたくなりますよね。あと一か月くらいで納車とはうらやましい限りです。
      SNSをやられてましたら、情報共有していただけると幸いです。
      コースターのビルダーについては以前からお付き合いのあるところで検討しておりますが、コースターの情報を色々と教えていただけると嬉しいです。
      また、犬連れ旅のご様子なども知りたいです。
      今後も宜しくお願いします。

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