「道の駅さいた」での朝は、期待通りの晴天。この旅で初めての好天となった。今日はこの好天に合わせてキャンプ場に入る予定だが、チェックイン時間が14時と遅いので、その前に讃岐うどんを食べて、温泉に入ってしまうことにした。
池の周囲の桜も青空に映えていた。
まずはノエルとリオンの散歩だ。雨の日が多くて十分に散歩が出来なかったので、久しぶりに笑顔で走り廻った。
桜はほぼ満開だった。
草に付いた朝露も綺麗だ。
10時半に「道の駅さいた」を出発した。香川に来たからには、是非讃岐うどんを食べてみたいと思っていたのだが、郊外にありアクセスが大変だと言われる有名店「山内うどん」が近くにあることが分ったので訪問してみることにした。「道の駅さいた」からは本当に近くて10分程度で到着した。細い坂道を上がっていくと、ディープな雰囲気のお店が現れた。ADRIAを停められるような雰囲気では無かった。
平日の開店直後の時間であったからか、運が良いことに少し下にある駐車場が空いていたのでADRIAを停める事ができた。
薪で炊き上げるのが特徴となっている。薪と煙突と竹林。噂通りの外観だった。
店内も伝統ある佇まいだ。
本格的な讃岐うどん店に入ったのは始めてだったので緊張した。「あつあつ」、「ひやあつ」、「ひやひや」等など何を頼んだらよいのか?「大」と「小」はどの程度の量なのだろうか?
「ひやあつ」の「小」を注文してみた。「いなり寿司」と「げそ天」「とり天」も注文した。
手打ちならではのねじれのあるこしの強い麺が絶品だった。天ぷらは個性的であった。
「小(1玉)」では少し物足りなかったので、「ひやあつ」の「小」を追加注文した。今度は天ぷらは無しで、うどんと出汁だけを味わった。
食べたかった讃岐うどんの有名店に来ることが出来て大満足でお店を後にした。店を出てから店の横にも駐車場があることに気が付いたが、こちらにはADRIAを停めることは出来なそうだ。
お店の前の急坂を下ったところに、もうひとつ「山内うどん」の広い駐車場があることに帰り道に気が付いた。お店までは少し歩かなければならないが、それほど遠い訳では無いので、ADRIAのような車はこちらに停める方が良さそうだ。
食後に近くの「塩入温泉」にやって来た。
駐車場は空いていたが、一番すみっこに停めた。
内湯だけの比較的小さな温泉で、露天風呂の代わりにテラスがあり、その先には山桜が咲いており、川の流れる音も聞こえた。内風呂に浸りながら、川の音を聞き山桜を眺めるという極上の温泉だった。
14時30分には「国営讃岐まんのう公園キャンプ場」にチェックインした。「国営まんのう公園」は超巨大な公園で、キャンプ場はその一部の施設に過ぎないようだった。公園の入口には高速道路のようなゲートがあった。公園に入るには入場料が必要だが、キャンプ場利用者は不要だ。
管理棟でチェックインの手続きをして、管理棟に近いサイトに入った。
このエリアには何組かの先客がいた。
キャンピングカーサイトなので、ADRIAも楽々と停められた。
このキャンプ場のほとんどのサイトには、専用水場と電源が用意されている。
更に、炊事場とトイレ棟が真ん中にあった。
キャンプサイトにはコテージが立ち並ぶエリアが隣接している。
今回もまだ夜は寒いので、おこもりキャンプをしようということになり、前回同様ツインクレスタT/Cを持ってきた。「ふもとっぱら」の反省から「2又フレーム」を導入した。
のんびりと2時間くらい掛けて設営を完了した。
今回は全くの無風状態で、安心して過ごせる。
暗くなってきたので、石油ストーブと共に薪ストーブにも火を入れ、夕食の準備を始めた。今日は餃子なので、ご飯を1合だけ炊くことにした。
餃子とは合わないが、家から持ってきた白ワインを開けた。
ご飯は上手いこと炊きあがった。
一昨日、徳島の「一鴻北島店」で買っておいた「徳島餃子」の生餃子をスキレットで焼くことにした。
一日置いてしまったので、生地が柔らかくなってしまっていたが、何とか崩さずに焼くことが出来た。
テントの中で厚い鉄製のスキレットで焼いた餃子は美味いに決まっているのだが、「一鴻」特製の胡麻味噌ダレで食べると一層美味しい。
21時までには片付けて、後はポカポカのツインクレスタの中でコーヒーを淹れてまったりと過ごす。