今回の山形ツアー10日目は、雨宿り車中泊の甲斐あって、期待通りに晴れ上がった。「道の駅天童温泉」から「立石寺」までは8km、15分程度だった。ADRIAでの旅でいつも心配するのは駐車場の問題だ。近くに着いたものの、駐車できるか?
土曜日ではあったが、運が良いことに奥行きの長い駐車場に停めることが出来た。お蕎麦屋さんの駐車場で、一回500円を設置されたポストに入れるという方式だった。ありがたい。
出展:山寺観光協会パンフレット
少し歩くと「登山口」に着いた。
階段を上ると、「根本中堂」。
ノエルの脚が良くなりますようにとお参りをした。
ここで、また御朱印帳を持って来るのを忘れたことに気が付いた。
「芭蕉句碑」。有名な「閑さや岩にしみいる蝉の声」が刻まれている。
「日枝神社」の御神木と並んで、「芭蕉・曽良像」がある。
ここまでは比較的平坦な道であった。どこから登っていくのかと思っていたところ、観光案内書によく載っている「山門」前に着いた。
今日は聖域に入れていただくので、ノエルとリオンはマナーパンツを装着。
ここから、1070段と言われる石段を登っていく。初めからここに来る予定だったら、キャリーバックを持って来るのだが、何しろキャンプが終わってから思い立って旅をしているので、今回は持ち合わせていない。
今若い子の間で見直されている「アデリアレトロ」が使われていた。
どこを見ても趣がある。FUJIFILMのクラシックネガが良い色を出している。
「四寸道」ここが一番幅が狭い階段。
「せみ塚」この辺から、ノエルとリオンは抱っこになった。
「弥陀洞」辺りから足がしんどくなってきて、息も上がった。
やっと「仁王門」が見えてきた。
途中の「観明院」で休憩をして、やっと「納経堂」と「開山堂」に辿り着いた。山寺観光協会パンフレットに「登らなければ味わえない感動が、そこにあります。」とあるが、本当にその通りだ。
これでもかと写真を撮ってから、「五大堂」に上がった。山寺の町が一望できた。
険しい崖の上にあるのは「胎内堂」か。以前は観光客も行けたようだが、事故が多かったのだろう、現在は修行者しか行けなくなったそうだ。
一旦下って、「大仏殿」と「奥之院」を交代でお参りした。
しばらく休憩してから、下山することにした。昨秋、八方池からの下山の途中で、すっころんで滑落しそうになったことが頭をよぎった。しかも今日はリオンを抱っこしているので、余計に注意が必要だ。
手摺につかまりつつ無事山門まで下山できた。この辺りの桜は、もうあと少しという感じだった。
少し遅くなったが、駐車場の隣の「本格手打そば・ぼたもち美登屋」で昼食を食べることにした。お店の窓から川の反対側を見ると、「日本一の芋煮会」と書かれた大鍋があった。これが「日本一の芋煮会フェスティバル」で使われる直径6.5m、重さ4トンの大鍋かもしれない。
ぼたもちも名物なので、ずんだ餅も注文した。1個単位で注文できた。
「銀山温泉」で食べた板蕎麦が美味しかったので、迷わず板そばを注文した。ここのそばも固くて太めでこしのある期待通りの山形そばだった。